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のり食べる生活に適応=日本人の腸内細菌群-消化遺伝子取り込む・仏大学
4月8日2時7分配信 時事通信

 のりやワカメ、昆布などの海藻をよく食べる日本人の腸には、海藻に含まれる多糖類の分解酵素を持つ細菌がいて、消化に貢献している。この多糖類の分解酵素遺伝子は、海藻に付着している細菌から取り込まれた可能性が高いことが分かった。フランスのピエール・マリー・キュリー(パリ第6)大学の研究チームが8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 この多糖類分解酵素「ポルフィラナーゼ」の遺伝子や、寒天の主成分アガロースの分解酵素「アガラーゼ」の遺伝子は、米国人の腸内細菌群からは見つからなかった。腸内に共生する細菌群は、人間の食生活に適応しているとみられるという。

 日本人の母と乳児では、ともにこれら2種類の遺伝子が腸内細菌群から検出された。細菌群が母から子へ伝わる経路もあると考えられる。 
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なるほど、面白い。体質が細菌群によって変化するわけだ。
確か、以前、ポルタトーリという奇跡の絶対動脈硬化や心筋梗塞
にならない遺伝子を持つ人たちの話があったので探してみた。

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ポルタトーリ

動脈硬化、および心筋梗塞に、絶対かからない人が、世界に38人いる。
血中にコレステロールが溜まらないのだ。とても長寿だという。
コレステロールを分解するタンパク質を精製するDNAを持っている。
世界でたった38人だけがもつという不思議な遺伝子。

彼等はイタリア語で「ポルタトーリ(遺伝子の舟)」と呼ばれる。
ひとり残らず北イタリアのアルプスのふもとにある陸の孤島、リモネ村の出身者だ。
リモネ村は1940年代まで陸の孤島だったので、当然婚姻は村人だけで行われる。
奇跡の人の子孫だ。

ポルタトーリのヒトは、血液の流れがよくコレステロールが溜まりにくく
長生きだと言われる。ポルタトーリと普通の人の違いは、染色体の11番目の1文字がちがう。
アミノ酸 CGC(一般人)とTGC(ポルタトーリ)のようにCとTとが違っている。

 ポルタトーリは、「アポA-1ミラノ」と呼ばれる特殊な変異した遺伝子を持っています。
 「アポA-1ミラノ」は、正常な「アポA-1」と比べ173 番目のアルギニンが
システインに変異しており、システイン同士がジスルフィド結合を起こすため、
通常の人よりも、コレステロールの吸収速度が速いそうです。

 つまり、この遺伝子を持つ者は動脈硬化になりにくい。

ヒトのDNAは約30億の塩基対からできており、この中におよそ10万種の遺伝子がある。
奇跡の人はこの10万種の遺伝子の中の、たった一ケ所の突然変異の遺伝子を持って生まれ、
それを後世に伝えた。

科学者たちは、リモネ村で唯一の教会に残された古文書を調べて、
1654年に生まれたポマロリ・ジョパンニさんが最初のポルタトーリとしての
突然変異者であると推測した。