生まれてはじめて時間がないと思った18歳 | 18歳の新聞配達奮闘記

18歳の新聞配達奮闘記

18歳で専門学校と新聞配達のために上京した志衣(shii)。新聞奨学生の先輩とのルームシェアや職場の事件、ほっこりする街の人々との関わりなど。当時書いていた1年間の日記✏️


20XX年5月3日 20:38


■時間が欲しい



今日は配達完了がかなり遅くて

あまり寝られなかった。


最近3時間しか寝ていない。




朝刊配って、家に帰って

ご飯食べてもう学校の時間。



学校が終わったら

家に直行してご飯食べてすぐ集金に行く。


集金を夕刊ギリギリまでやって

急いで販売所に行く。


夕刊が終わったら

すぐ集金に行き

20時半頃までやる。


戻って精算して、

明日の朝刊の広告を織り込む。




家に帰ったら21時を過ぎているし、

お風呂に入ってご飯を食べたら

もう22時になっちゃう。


メールなど返してるうちに

23時になり寝る。



休む時間がない。

すごく疲れる。




同じ道を1日に何度も通るし、

疲れて死にそう。


集金早く終わらないかな。




勉強する時間も洗濯をする時間もない。

洗い物すらできないから夜まとめてする。

洗濯物を畳む余裕もない。



集金は休みの日にしないと終わらないし。




こんなにも時間が欲しい

と思ったことはない。