仕事に慣れたなんて一生言えない | 18歳の新聞奨学生奮闘記✏️

18歳の新聞奨学生奮闘記✏️

18歳で専門学校と新聞配達のために上京した志衣(shii)。新聞奨学生の先輩とのルームシェアや職場の事件、ほっこりする街の人々との関わりなど。当時書いていた1年間の日記️

5月5日 19:05

■ゴールデンウィーク




ゴールデンウィーク。

辞めたくなる時期だって聞いていた。

休みがないからだって。


私は休みなんかなくても全然余裕。

だけど辞めたいと思ってしまう。



もう5月なのに私は何も変わらない。


失敗して落ち込んでることなんか

誰にも言わない。


恥ずかしい。


褒められるようなこともなくて、

ただ間違いを指摘されることしかない自分は恥ずかしい。


いくら頑張ろうとしても

やっぱり失敗しちゃう。


私がいない方がこの店もお客さんも

何もなく過ごしていけるんじゃないかって思う。




『慣れた』ってなんだろう?


慣れた?と聞かれたら、

私はまだって言う。



先輩は1週間で慣れたと言っていた。

さすがだなあ…。


でも慣れた時ってどんな時だろう。


ひとりで配達できるようになったら?

順路帳見なくなったら?

早く終われたら?



わからない。

多分人それぞれ基準が違うだろう。


私はその基準が高いんだろうな。


私が慣れたと言えるのは、

まだまだ先になりそうです。