雨の配達は気絶したくなる | 18歳の新聞配達奮闘記

18歳の新聞配達奮闘記

15年以上前、18歳の私が書いていた1年間の日記✏️上京、新聞配達、学校、ルームシェア。初めてのことばかりの毎日。あとから書き足した記事も一部あり。


20XX年4月5日 21:16


■雨



初めての本格的な雨の配達。

私が何よりも恐れていた雨。



買ってもらったばかりの

レインコートと帽子を被って出発した。



新聞が紙じゃなかったら良かったのに。




マンションで滑って

かなり派手に転がってしまった。

サラリーマンに見られてしまったし。



そんなことはどうでもいいけど、

新聞はびっしょり。



雨で濡れた新聞は扱いにくいし、

迷惑だし破れるし。


何回も泣きそうになった。


本当に逃げ出したくて

気絶したふりでもしようかと思うくらい。




二度と雨など降らないで欲しい!


と強く願うけれど、


叶わない確率100%。