飢餓状態になると腹が出るメカニズムとは | オステオパシー施術家HIROオフィシャルブログ「心体に火が灯る」

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身体のことをもっと知ってほしい、そしていいお付き合いができるような情報をつぶやいております。

 

飢餓状態になった子供は、

 

お腹がポッコリと出てきます。

 

現代の日本では、お腹が出ているといえば

 

メタボリックシンドロームのイメージがあり、

 

これは脂肪であり、栄養過多です。

 

その反対に栄養不足によっても

 

お腹が出てくる、主にタンパク質不足であり、これは腹水であります。

Wikipediaより

 

 

全身に張り巡らされている血管網、

 

必要な栄養は血管から細胞への受け渡しが行われていますが、

 

細胞の内も外も液体で満たされていて、

 

血管から、間質液へ栄養が渡され、そして細胞へという流れ。

 

通常は、間質液よりも血管内の血液の方が

 

栄養分に富み濃度が高い液体であるから、

 

液体は、濃度の薄い方に流れていき、

 

濃度を一定に保とうとする仕組みが働いております。

 

間質液が血管を通り血液に入る力と、

 

血液が血管の壁を押す力(血圧)のバランスが保たれ

 

それぞれの液体の状態が維持されています。

 

https://dm-net.co.jp/trend/knowing/002.phpより

 

飢餓状態になると

 

血中のタンパク質の濃度が低くなり

 

低くなれば、濃度を上げる必要がでます

 

濃度を上げるには、血液中の水分を間質液に移動する必要が出る。

 

間質液が増えていき、最終的には腹腔に溜まっていくことになる。

 

これは、クワシオルコルといって、

 

極度のタンパク質欠乏を起因とする症候群のこと

 

手足の浮腫、発育障害、皮膚病変、脱毛や毛髪の退色が見られ

 

死に至ることもあります。

 

もう一つ別の症候群を紹介しておきます、

 

マラスムスといい主に栄養・エネルギー摂取不足を起因とする症候群

 

全身衰弱、老人様顔貌、筋萎縮等が見られます。

 

 

 

 

 

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