落語のほうはってえと、相変わらず楽しいヤカラが登場いたします。
八つぁんに熊さん、横丁のご隠居さん、
今日も今日とて、賑やかに暮らしておりますな。
「おお！松本さん、松本さん、こりゃ偶然だねえ！」
「ああ、〇〇社長、先日はありがとうございました！」
「いやあ、よかったねえ、こないだの講演。」
「ほんとですか？そう思ってもらえたら、もう嬉しいです。」
「もうね、あれからずっと会社でほめるようにしてね。」
「さすが、即実行、素晴らしい！」
「だろう？毎日ね、すごい、さすが、すばらしい！ってんで。」
「すっかりもうほめ達！ですね。」
「ただね、松本さん。社員にね、うちの会社はほめる会社にするぞって言ってんですけどね。」
「おお、いいですねえ。」
「ところがなかなか、伝わんないんだなあ。まあ、わっしがね、ずっと叱ってきちまったってのもあるだろうけど。」
「なるほどねえ。」
「でも、松本さん、やっぱりほめた方がいいよねえ。」
「そう思います。」
「特に部長たちがね、なかなか部下をほめないんで、こないだ言ってやったんですよ。」
「なんてですか？」
「お前らは、ほめることの意味がまだ分かってないだろ！だからお前らはダメなんだ！」
「・・・はあ、」
「そしたらね、部長たちに、わかってないのは、社長では？って言われちまって、あはは、こりゃ一本取られたね（笑）。」
「部長も、社長も、さすがです…。」
ほめるは1日にしてならず（笑）。
お後がよろしいようで。
今日もイイ日に。
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