☆繰り返す湿疹 「かぶれ」が関係していることも
こんにちは、松本比菜(まつもとひさ)です。
皮膚の相談をお受けしていると、少なからず「かぶれ」の問題に行き当たります。
かぶれの原因はさまざまで、
・化粧水
・クリーム
・洗顔料
・メイク用品
といった分かりやすいものから、
・シャンプー
・トリートメント
・ハンドソープ
のような「洗い流す」から皮膚に残らないハズと考えがちなモノ、更に、
・洗濯洗剤(合成洗剤)
・仕上げ剤
・洗濯のり
・衣類用の防虫剤
なんてモノもありました。
こうした場合、「かぶれの原因となっているモノ」を身の回りから遠ざけないと、治りません。
誰にも魔法は使えないのです。
以前ご相談をお受けした方の中に、美容師さんになりたての方がいました。
子供の頃からの夢で、美容学校を卒業し、めでたく美容院に就職。
これから技術を磨いてやっていくぞ!! と、希望に満ちた生活を始めて数週間すると。
手首から先が、悲しいほどに真っ赤で、プツプツが密集し、汁が漏れて固まり、動かすのも苦痛なほどになってしまったのです。
これは、明らかにお仕事で使う、シャンプーなどの薬剤のせいでした。
ここまでの悪化は、やはり原因物質との接触を中断しないと改善しません。
この方にとって、「原因物質との接触を断つ」とは、夢を諦めることに他なりません。
これはもう。
その方の人生の問題です。
この美容師のタマゴさんほどの重症でなくても。
手湿疹やアトピー性皮膚炎、繰り返す湿疹は、何かしらの悪化要因がある場合が多いです。
可能性のあるものをひとつひとつ検証して、アヤシイものを避けていく。
これは、完治を目指す上で、とっても重要なステップです。
まつもとは、ご相談者さまには、
・悪化の波がきたときには
・その前日、または前々日に
・「何を食べたか」
・「どこへ行ったか」
・「何に触れたか」
をメモしていただくようにお伝えしています。
そして、次のご相談日に、そのメモを持ってきていただいて、一緒に検討します。
一度では分からなくても、何度か分のメモが溜まると、悪化前に共通点が浮かび上がってくるんですね。
それが、その方の悪化パターン。
悪化パターンが判明すれば、そこを重点的に避ければよいのです。
これって、とっても有効ですよ!
漢方薬を始めて、ちょっと改善してくると。
嬉しくなって、今までガマンしていた化粧品を、いろいろ試してみたくなっちゃう方もあります。
アトピーやかぶれで辛い思いをした皮膚はとってもデリケートになっています。
本来反応しないようなものでも、刺激になって悪化を招くことすらあります。
よくなってきた頃、「油断しない」のも大事ですね。
それと、今年は「消毒液」が皮膚に負担になってる方もいます。
お仕事上、消毒液を避けられなくて、どうしても手指だけ改善してこないような場合は……。
急性期を脱出するまで、転職するとか、抜本的な対策が必要かもしれません。
カンタンにできることじゃありませんし、悩ましい問題です。
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