☆漢方薬でのアトピー治療 シンプルに考えると効果が出ます
こんにちは、松本 比菜(まつもと ひさ)です。
アトピー性皮膚炎のご相談をお受けし始めて、もうすぐ丸13年となります。
上の画像は、その頃借りていた部屋(お店)の戸口の横に掛けていたコルクボード。
少しでもお店感を出すために掲示していました。
今でも、「まつもと漢方堂」の扉の前に出している看板に、ちゃーんと使っていますよ。
さて、これまで多くのアトピーでお悩みのみなさんと出会ってきましたが、みなさん、いろんな治療法を試した末のご来店でしたね。
ネット上で、たくさんの情報が手に入る時代ですから。
食事でいうと、ヨーグルト系とか、重ね煮系とか、マクロビとか。
外用でいうと、市販の保湿剤から、ヘパリン系、果ては「漢方クリーム」と言われて使っていたらステロイドが入ってたという方まで(←ホントにいた!)。
脱ステのために入院して、ステロイドは要らなくなったけど、赤みと痒みがなくならないという方もいましたね。
いろんな方とお会いしてきて、この、情報というのがくせものだなあと感じることもありました。
「調べれば調べるほど、不安になって……」って、みなさんおっしゃいますもんね。
正しい情報と、アヤシイ情報。
どこで見分けたらいいのでしょうね。
それから、「Aは効果がある。Bはダメ」というひとと、「Aはダメ。Bがお勧め」というひととが、同時に存在していたり。
訳分からなくなっちゃいます。
わたしが「はじめてさん」のご相談をお受けするときには、
「アトピーとはどういう病気か」
からご説明します。
中医学的には、アトピー性皮膚炎という病気の仕組みをこうシンプルに考えています。
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(0、もともと皮膚のバリアが弱い/炎症を起こしやすい)
1、飲食物を、胃腸が完全に消化・吸収・排泄できない
2、体内に少しずつ「老廃物(水っぽい何か)」が溜まる
3、老廃物がある量を越えた状態で
4、「何かのきっかけ」があると
5、老廃物が皮膚にあふれて、プツプツ・ジュクジュクを作る!
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ですから、
★プツプツ・ジュクジュクのある段階(急性期)では
・老廃物を、皮膚でなく「通常ルート(尿・大便)」から排出させるお手当をする
と同時に、
・飲食物を、胃腸が完全に処理できる範囲に収める
という養生を並行して行うと改善します。
排出促進は、漢方薬が大得意ですよね!
同時に、食養生が大事なのも、分かると思います。
また、
★プツプツ・ジュクジュクが落ち着いたら(慢性期)
・もともとの皮膚のバリアを強める/炎症を起こしにくく
するといった、そもそもの身体の弱点を丈夫にしていくお手当をします。
胃腸の消化力が弱くて、そのせいで普通に食べても老廃物が生まれちゃう……というひとには、ここで胃腸を丈夫にしていくお手当が必要なことも。
胃腸、大事ですからね。
悪化要因にストレスがある方なら、普段の「ものごとのとらえ方・考え方」を少しずつ修正していったり、リラックスする時間を確保したりと、「こころの養生」も必要です。
もちろん、ストレス対策の漢方薬を使っていただいた方もいます。
ね?
シンプルでしょ?
中医学では、アトピーという病気の仕組みはシンプルに分かっているので、対処法もシンプルで効果がハッキリ出ます。
漢方薬と、養生と、デリケートすぎる方は「鈍感力」を磨くこと。
これで、着たいときに着たい服を、ひと目を気にせず好きに着られるお肌が回復します!
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