☆赤みや痒みが顔だけ治らない!ときに確認すべきこと
こんにちは、松本比菜(まつもとひさ)です。
これまでも何度かお話ししたことがありますが、
「ほかのところはまあまあよくなったのに、『顔』だけがよくならない!」
という方、いらっしゃいますね。
アトピー性皮膚炎は、全身どこにでも症状が出る可能性があります。
そして、生活・体調を整えるだけで、ゆっくりとアトピー性皮膚炎の症状が引いてくることもあります。
(もちろん、それだけで症状が治まらないほど、アトピーの勢いが強いときは、「漢方薬」をオススメします^^)
そんなスムーズにアトピーが回復している中で、なぜか「『ここだけ』治らない」という部分が残ってしまうこともあります。
もちろん、一番最初に症状が出た場所は、身体の中でも症状が出やすい場所であり、繰り返す炎症で皮膚も弱っているので、治りが遅くなりがちです。
これって、肘や膝の裏なんかによくありますね。
でも、治らない場所が「お顔」だった場合、注意していただきたいことがあります!
顔に出たアトピー性皮膚炎がなかなか治らない!
その理由として、主なものがふたつあります。
「『熱』の勢いが強い」場合と、「『かぶれ』がある」場合です。
順にお話ししていきましょうね。
1、「熱」の勢いが強い場合
アトピー性皮膚炎は、中医学的に言うと、「湿」が長引いて「熱」を持つようになって起こる病気。
「湿」は「陰」の性質を持つ邪気で、重さがありますので、下へ。
「熱」は「陽」の性質を持つ邪気で、燃え上がる性質があり、上へ。
熱の勢いが湿より盛んだと、症状も上へ上へと拡がります。
顔から首、肩の辺りが真っ赤に熱くて……というようなとき、そのアトピーは「熱」の強い段階にあると考えます。
漢方薬で「熱」を取り除いていけば、段々と「赤い」「熱い」「痒い」は取れてきます。
2、「かぶれ」がある場合
アトピー性皮膚炎を発症するひとは、体質的に、皮膚の「バリア機能」が弱いことがあります。
バリア機能が弱いと、ちょっとした刺激で、アトピー性皮膚炎の炎症が起こりやすいものです。
毎日肌に触れる化粧品、つまり、「洗うために使うもの」「保湿のために塗るもの」「メイク用化粧品・道具」などのどれかに、「合わないモノ」があったとき。
首から下は全っ然キレイなのに、顔、とくに目の周りなど皮膚の弱い部分に症状が出続ける。
そんなことが起こります。
化粧水やクリームなどが合ってないとき、顔に伸ばしたあと、手のひらに残ったものを首にもつけることがありますよね。
そんな場合だと、キッチリ顔と首の前半分(のどから耳の下まで)だけにアトピー性皮膚炎の症状が消えません。
シャンプーやトリートメントが合っていないときは、
・おでこ
・耳の前
・後ろの生え際
・毛先が当たる部分の肌
に症状が集中していることもあります。
日常肌に触れる可能性のあるモノの中で、自分に合わないのはどれか、早く見つけて、使うのを止めることが、何より大事です。
これらのほか、「胃腸が弱すぎて老廃物が経絡を通って頬に来る」だとか、「ストレスで仕事の日に顔が腫れる」とか、いろいろありますが、やっぱり多いのはこのふたつ。
実際のアトピー性皮膚炎のご相談で、「顔だけ治らない!」だったら、まつもとは2の可能性をまずつぶします。
結構、あるものなんですよ。
お肌によいと思って一生懸命使っていた……そういうものも、「本当に今のわたしの肌にとって『よい』かどうか」、チェックしてみる勇気を持ちましょうね!
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