☆最後は「胃腸」!? アトピー完治への道
アトピー性皮膚炎の急性期を乗り切るのって、ある意味単純です。
「赤い」「腫れ」「痒い or 痛い」「ジュクジュク」……これらはみな「水っぽい何か」によるもの。
体内で熱を持った老廃物が暴れ回り、皮膚にあふれて起こる症状です。
だから対策も、「老廃物のデトックス」と、「新たに老廃物を生まない食事」が大きな2本柱となります。
複雑になってくるのは、そうしたアトピー性皮膚炎急性期の症状が治まったあと。
亜急性期から脱出しにくい、慢性期へと進む頃合いから、本当に「わたしだけ」のオーダーメイドの対策へ分かれていきます。
身体の弱点はひとりひとり違い、アトピー性皮膚炎を発症しない身体を作っていくのに、やらなければならないこと、選ぶべき漢方薬が、ひとりひとり変わってくるからです。
まつもともそうですが、「胃腸」に弱点のあるひとは、旅程が長くなりがちですね!
おくすり飲んでも吸収度合いが低いし。
食べものを、栄養は吸収・老廃物は排泄と、毎日きっかり分別する力も弱めだし。
真っ赤がピンクになってからも、「ちょっと食べ過ぎちゃってプツプツ……」「ちょっと寝るのが遅くなってカユカユ……」がなかなかリセットされないんですよね。
そんな方には、胃腸を直接丈夫にする漢方薬も使いますが、胃腸の働きも結構上がってきたのに(疲れなくなってきた、とか、食べられるようになってきた、とか分かります)、なかなか進みが遅いね~、という場合。
最近まつもとがよく選択するのが、「腸」内環境を改善するお手当パターンです。
「腸内フローラ」とか、「リーキーガット」とか、西洋医学でも腸が大事だよ~という知見が出てきています。
まつもとは、
・腸内の食物の消化を促進して、腸内細菌を傷めないようにする
・腸内細菌叢を整える
・長い負担によってできた腸のキズ、炎症を回復
を目的に、1種類の漢方処方に1種類の生薬を合わせて使います。
どちらも、日本の法律上は健康食品に分類されています。
とてもマイルドなものたちなので、以前はあまり選択しなかったのですが。
胃腸の働きを押し上げるのに、最後の一手間に使うととても有効なのが分かり、最近はこのタイプの方の完治段階で使うようになりました。
私見ですが、腸内フローラや微少炎症のない腸を保つこと、イコール、「脾」気+「胃」気がしっかりあるということなんだと感じています。
アトピー性皮膚炎のご相談を受けようかなという先生方には、ぜひ、急性炎症を脱出した「あと」の改善法を、よくよく研究していただきたいと思います。
深いですよ。
ホント。
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