遅ればせながら、ナマハゲさんがユネスコの無形文化遺産に登録されましたことをお喜び申し上げます。

 

と、言いますのも、僕とナマハゲさんにはご縁があるんです。

 

 

 

 

以前、秋田に出張した際、一度だけ襲っていただいたことがあるんです。

 

審査の結果、悪い子ではないということになり事なきを得ましたが、もしも悪い子認定されていたら自分がどうなっていたのだろうかと考えると、今でも身震いいたします。

 

兎にも角にも、ナマハゲさん、おめでとうございます。

そして、これからも秋田の子どもたちの健全育成のためにご活躍ください。

 

 

さて、今回は、前回に続いて、新年の抱負を述べさせていただきます。

 

前回の記事青臭い芝に向かってでは、新年のコンセプトについて言及しましたが、今回は詳細な目標について、いくつかお話をさせていただきます。

 

まず、これまでに引き続き、子ども・子育て支援のあり方について、調査・研究を進めていきたいです。

 

このブログでも何度も何度も申し上げてきましたが、子どもは社会の宝であり、未来そのものであり、大きな希望です。

”人”が”つくる”社会において、全ての子どもの健やかな成長を実現することができれば、必ず社会は発展し、豊かなものとなるはずです。

 

 

このテーマで、僕が最重要視している点は、いかにして支援の必要な子どもや保護者を発見し、支援の実施へとつなげていくかということです。

 

そのためには、これまで中央省庁の縦割り行政の弊害とされてきた教育分野と福祉分野の連携や情報共有を、より一層図っていかなければなりません。

 

自分の仕事の内容整理のために書いたメモ的な記事の割に超大作!の巻で紹介させていただいた大阪府箕面市の『子ども成長見守りシステム』のように、教育分野と福祉分野が持っている情報を一元管理し、担当課が支援の必要な子どもを抽出するという体制を整えていけるよう、大分市に合った仕組みを研究し、議会で提案をしていきたいです。

 

 

また、これまで分野によって隔てられていた認識の違いを緩和していく取り組みを進めていきたいです。

 

ハゼの出汁で作った小鉢の試食会でお話させていただいた愛着の問題や愛着障害といった愛着に関する課題は、教育分野と福祉分野において認識に隔たりのある領域の顕著な例であろうかと思います。

愛着に関する課題については、今後、さらに研究が進んでいくものであろうと思っていますので、アンテナを張って情報を集めていきたいと思っていますし、それ以外にも、分野間で隔たりのある課題を抽出することができるよう調査していきたいです。

 

 

より詳細な分野としては、研磨の工程が多ければ滑らか!で紹介させていただいた大分市における低所得世帯を対象とした子ども医療費の助成のあり方について、取り組みを進めていきたいです。

 

この課題において、もっとも重要な視点は、子育て支援ではなく、子ども支援のために、低所得世帯を対象とした子どもの医療費の助成が必要だということです。

 

現在、大分市では、通院時における子ども医療費の助成を、小学校入学前までとしています。

子どもの医療費に関する課題については、全国的に実態調査が進んいて、その中で、低所得世帯において『一年以内に経済的事情によって子どもに医療を受けさせることができなかった』という家庭が存在することが浮き彫りになってきました。

当然のことながら、子どもは自活することができません。

つまりは、家庭の環境に依存せざるを得ないということで、一部の子どもだけが、その環境が要因となって病の苦しみを強いられるという不条理を、僕は許すことができません。

大分市においても、この課題に関して、助成の実施について検討段階に入っているところですが、一日でも早く、低所得世帯を対象とした子ども医療費助成が開始されるよう、尽力していきます。

 

 

以上のことを重点項目とし、今年一年活動をしていきますので、乞う、ご期待!

 

子どもは、それぞれ大きな可能性を持って生まれてきます。

その可能性を十分に引き出すことができる社会をつくって、みんなで大きく前進していきたいです。

 

先にも述べた通り、子どもは自活することができませんし、参政権だってありません。

だから、子どものための社会をつくっていくことは、僕たち大人の責務です。

 

そのことを片時も忘れることなく一年を過ごすことを宣言させていただき、今回の記事の結びといたします。

 

 

最後に一言・・・大分に元気とまつき!!