国民に毒を盛るような人に、この東京を延いては日本を任せるわけにはいかない | キセキを紡ぐ Rut of hope

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  ちゅーことで、

岡本よりたかさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございます。

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「偉い」

 

それが悪い事だというのは、9歳の頭でも理解していた。

ただ、その姿に憧れてしまったから、無理だと分かっていても形だけでも権力者になろうとしていたのだと思う。

 

その権力者の象徴は黄色い腕章だった。そして先生には「級長」と呼ばれていた。

級長は、同級生の前に立って颯爽と指示をしていた。腕を動かすたびに揺れる黄色い腕章が眩しい。

その黄色の腕章は予備があった。その予備は教壇の引き出しに入っているのを、何かの時に見てしまった。

 

ある日、僕はその予備の腕章をそっと持ち出し、家路に着いた。

そして、小さな家の小さな部屋の片隅で、その腕章を着けてスクッと立ち上がってみた。

強くなった気がした。自分自身の姿に惚れ惚れとした。僕は級長に適した人間だと確信した。

 

翌日の日曜日、僕はその宝物となるだろう腕章を箪笥の裏に隠した。絶対に見つからないと思って。

その日の夕方、父親に呼ばれた。

 

嫌な予感がした。いや、あの宝物は絶対に見つからないはずだ。大丈夫だと自分に言い聞かす。

そして、恐る恐る父親の元に行った。

 

最悪だった。父親の手には、僕の権力の象徴が握られていたからだ。

その場に座り込みたくなった。分かっていたのだろう。盗みが悪い事だというのは。

 

父親は立ち尽くす僕の前に跪き、こう僕に告げた。

「ええか、形だけでは偉くはなれない。どんなにたくさんの勲章を着けててもな、どんなに肩書きがあってもな、それだけでは偉くはないんや」

「偉いかどうかは、その人の行いで決まるもんや。テレビで偉そうに喋ってる政治家は、多くの国民を戦争に追いやり、たくさんの人を犠牲にした。そんなもん偉くもなんもない」

「本当に偉いのは、戦争に反対し、多くの人を助けようとした人や」

 

どんな言葉を使い、どう表現したかは正直言って今となっては分からないが、おそらくそのようなことを父親は僕に話してくれた。

僕はどう答えたか覚えていないのだが、ただ、少なくとも黄色い腕章を着けたからと言って、僕自身は何も変わらないということは分かった。

 

本当に偉くなりたいなら、ちゃんと立候補して、正しく級長になり、そして同級生のために良い行いをすることが必要なのである。

当たり前と言えば当たり前の話である。

 

翌日、僕は父親に付き添われて腕章を先生の元に返した。先生は笑って受け取り、ただ僕の頭を撫でるだけだった。

それから半年経ち、僕は級長に立候補した。

そして、投票の結果、見事に級長に選ばれたのである。

 

7月7日の日曜日、東京都知事選がある。僕は東京から逃げ出し、今、森の中に住んでいる。あの腐敗した街にはもう戻りたくはないから。

しかし、誰かが変えなければ、東京は腐敗したままだと思う。その大役はやはり都知事であろう。

 

肩書きがあろうが、経歴があろうが、本当に「偉い」人は、その行いで分かる。

 

をつく人、お金に執着する人、権力に縛りつこうとする人、そして国民に毒を盛るような人に、この東京を延いては日本を任せるわけにはいかない。

 

本当に「偉い」人は、国民の命を尊び、守り、救える人である。

東京都民にお願いしたい。

選択を間違えないで欲しいと。

 

誰を級長にするかは、いつも一緒に遊び、学び、食べてきた同級生しか決められないのだから。

 

5人、テキストの画像のようです

 

 
 
 
 

 

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表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

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