【悪く言おうと思ったら、何とでも言える】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

キセキを紡ぐ Rut of hope

毎日が創作生活
仕事で作ったモノ 趣味で作ったモノ その工程とか
光の粒を食べて生きていけたら素晴らしい

体力バカで猪突猛進中

4月から社内異動がチラホラありまして、空き時間があるからと、○君が手伝いに来てくれるようになった。

助かるー

けれど○君の評判はよろしくない。

原因の一つは○君の悪口を喋りまくるのが数人いるからだと思う。


○君は私と同じで記憶力欠陥の病で自覚がない(たぶん

なので作業の前に一通り毎回説明するようにしてる。

そうすると( ゚д゚)ハッ!そうだった!と思い出すみたいだ。


悪いこと探しやめよ。

ちゅー話。


 ちゅーことで

チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございます。

⇩⇩⇩


   【悪く言おうと思ったら、何とでも言える】

要するにダブルスタンダードというやつなのだけれど、何でも悪く言おうと思ったら、どうにでも言えるものだと思った。ロシア政府が女性にとにかく子供を産ませようとしているという内容のドキュメンタリーを、ヨーロッパのテレビ番組で放映していたのを、ロシア在住のジャーナリスト、アリーナ・リップがシェアしていた。この番組はいろいろな意味で学ぶところが多いから、と。 

ロシアで妊娠中絶しようとして、なかなか受け入れてもらえないので困っているという女性が出てきて、政府の犠牲者といった感じで紹介されていた。ロシアでは妊娠中絶が禁止されているのかと思えるような報道のされ方なのだけれど、よく聞いていると、別に禁止されているわけではない。ただ、どこのクリニックでもやっているわけではなくて、やっているところでも、その前にどういう危険があるのかとか説明されて、なるべく出産できるようにサポートを提供しているということなのだ。

番組に出てきた女性は、そういうサポートもすべて抑圧なように受け取って、しまいに受け入れてくれたクリニックでは、ホルモン剤を大量に投与されて、見捨てられた気分になったと訴えていた。自分で望んでいたことじゃなかったんだろうか? 何だかよくわからない。とにかくロシア政府を悪く言うように言われてそういうことになったのか、あるいはそういう発言の部分だけ切り取って編集したからそうなったのかのどちらかなのだろう。


ヨーロッパでも、少し前までは、妊娠中絶はなるべくさせないようにする方向で、サポートが行われているということがよく報道されていた。胎児を殺すことになるとか、少子化を防ぐためとかもあるけれど、何よりも女性の身体を傷つけることになるという理由でだ。妊娠中絶しようとする女性は、シングルマザーとしてどうやって生きていけばいいかわからないという場合が多いのだけれど、どういう危険があるのかまで意識していないことも多い。だから、なるべくなら産む方向でアドバイスするのは、女性のためにやっていることなのだ。とにかく、かつてのヨーロッパでは、そのような方向で報道されていた。ところが、ロシアで同じことをやっていると、女性に対する抑圧だというのだ。

私は、妊娠中絶の自由化を要求するフェミニストの市民活動の人たちと関わったこともあるけれど、ほとんどの人たちは、妊娠中絶よりも、女性が安心して子供を産めるような環境を作るべきだという考えだった。シングルマザーに何の援助もないような社会では、妊娠中絶を禁止するのは、困窮した女性に死ねというようなものだ。実際、そのような社会では、妊娠中絶を禁止したら、妊婦の自殺率が増加した。それで、出生率はほとんど上がらなかったのだ。そうしたこともあって、妊娠中絶は禁止するのではなく、なるべく女性が安心して子供を産んで育てられるような援助をする方向でやっていくようになっていった。

そのロシアについてのドキュメンタリー番組では、妊娠中絶を考えた女性たちのためのサポートセンターも紹介されていて、女性たちがいつでも相談に来られるような場所があるとか、胎児がどのように大きくなっていくのかの感覚を養うためのツールだとかを見せていた。ロシア正教の人たちのためには、特別に身ごもった聖母マリアを描いたイコンのある祈りの場所が設けられてもいた。もちろん、生活の援助も提供されている。そういうのを見て、ロシアは出産する女性に対して、いたれりつくせりだなといういうのが、私の印象だった。

ところがその番組では、そうしたサポートもすべては、女性から産まない自由を奪うための抑圧だという扱いなのだ。ロシア正教の祈りの場所については、宗教的に洗脳しているという風にも言っていた。ロシアはソ連時代には宗教を禁止しているというので、自由がないと西側世界は批判していたけれど、宗教が自由になったら、今度は宗教で洗脳しているというのだ。ロシアは他民族・他宗教国家なので、ロシア正教を押しつけるなど、そもそも不可能だし、そんなことはやっていない。祈りたい人のためにそういう場所を作ってあるというだけの話なのに、それをまた弾圧だと言っている。同じことを西側の国がやっていたら、そういう風には言わないだろうに、ロシアがやっているとなると、何でもかんでも抑圧で独裁的だという話になる。そういう印象を与えるつもりなら、まったくどうとでも言えるのだ。

ロシアは今年は家族の年だというので、子供のいる家庭に援助を増やしたりしている。妊娠中絶を望むケースのほとんどが、シングルマザーであれ、すでに何人か子供のいる家族であれ、養っていくお金がないという理由でなのを考えれば、望んでであれ望まなかったのであれ、妊娠した女性にとっては、これ以上のことはない。ところが、その番組では、これも女性を産む道具みたいにしているとして、ロシアは独裁的な自由がない国だというのだ。

ナチ政権下のドイツでは、とにかく子供を殖やせというので、若い女性たちがナチの将校との間に内密に子供を作るようなことまで行われていて、その女性たちが、国の英雄みたいに扱われていた。女性は一人でも多く子供を産むべきだと言われていた。そういうものと一緒にしようとしているのだ。ロシアで今行わているのは、まったく別なことなのに。

西側世界では、LGBTを勧めたりしていて、伝統的な家族のあり方を破壊しようとしているのは明らかだ。あれはマイノリティの自由を認めるという話などではなく、伝統的な家族のあり方を弾圧しているとさえ言える。子供にまで、あるいは別なあり方の方が自由なのではないかと思わせて、子供が産めない身体になることを勧めてさえいるのだから。

伝統的な家族を壊そうとする動きは、しかし今に始まったことでもなく、核家族化を勧めて、子供を預けて母親が働きに行くように誘導していた。そして、それが自由だからという印象を与えていた。しかし、それは結局のところ、家族単位で結束するのを防いで、一人一人を支配してしまうためだったのだ。伝統的な大家族なら、それぞれ家のやり方というものがあり、そのように子供を育てて生活していこうとするけれど、バラバラになってお金に頼る生活では、家のやり方を守り通すことができなくなる。実際、多くの人は、仕事がなくなったら困るというので、どんなことでも受け入れるようなことにされている。

ロシアは、それとはまさに逆の方向に行こうとしているのだ。伝統的な大家族が再び一般的になるようにしたいというのが、プーチン政権が目指していることだ。そしてそのために、子供のいる家族にさらに援助を増やしている。

ロシアがやっていることは、少子化を防いで、安定した社会を作るためには、理想的なモデルでさえあると思う。西側メディアは、何としてでもロシアを悪者にしようとして、まったく筋の通らないような番組を作っているけれど、それはつまり、ロシアは人々のために税金を使っているけれど、西側の国はそうではないのを、気づかれないようにするためなのだろう。ロシアが国民のためにやることは、すべて弾圧と支配のためで、西側の国が人を支配するためにやっていることは、自由のためだというのだ。

何でも何かを悪者扱いすると、どんな筋の通らない論理でも、多くの人は気がつかなくなってしまうらしい。今に始まったことでもなく、もう何十年もやられてきたことではあるけれど、批判的に見て思考するということを、学ぶときが来ているということなのだと思う。

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

告知でーす↓↓
 

 

こちらから予約できます↓

 

野草を摘んで調理して食べるワークショップです。

簡単手抜き料理しか作らないです。

 

え?