【87%の得票率は、何を示しているのか?】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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日本の終わってる政治を見ていると、ロシアに移住したくなってくる。

ダーチャとか最高やし自然がいっぱい残ってそう。


日本人がカリカリイライラして陰湿なのは、政治のせいもあるよね。

コロナの同調圧力で、ますます酷くなってる気がする。


その流れに入らず、信念を持って方たちは、生きづらい方が増えたんじゃなかろうか。


感覚の違いがどんどん広がってる気がするよ。


 ちゅーことで

チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございます。

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 【87%の得票率は、何を示しているのか?】
 
先週末、ロシア大統領選挙が三日間にわたって行われ、月曜日の3月18日に、ウラジミール・プーチンが87%もの得票率で再選された。この記録的な高得票率について、西側主流メディアは一斉に、これは不正の結果に決まっている、と報道していた。2020年のアメリカ大統領選挙では、さほど人気もなかったジョー・バイデンが80%以上の世界記録的な高得票率で当選したときには、選挙が不正に行われたなどと言うのは、民主的ではないとか負け惜しみだとか同じメディアが言っていたのに、プーチンが当選したとなると、根拠もないのに、得票率が高いから不正に決まっている、と言うのだ。これは、西側主流メディアのダブルスタンダードをそのまんまに表している。
 
西側諸国の政治のありようを見ていたら、87%もの投票者が一人の政治家に投票するなど、あり得ないことのように思える。選挙には争いがつきもので、2つあるいはもっと多くの陣営がたがいに競い合って勝敗を決めるのが、民主主義だと思っているからだ。だから、国民のほとんどが同じ政治家を支持するなどあり得ない。皆それぞれに自分の利益を代表してくれる政治家を選ぶので、だから都市労働者層とか農家とか自営業者、企業経営者、それぞれが別な政治家を支持するようになっていて、選挙はどちらの利益が優先されるのかを争うためのものだということになっている。
 
そうした状況であれば、87%の得票率などは、不正選挙なのか独裁制なのかのどちらかだということになるだろう。だから、西側主流メディアは、ロシアは独裁国家だとか、プーチンは独裁者だとか言うのだ。だけど、ロシアの状況を知っている人ならば、この高得票率はそのどちらから来るものでもないことは、それほど事情通でなくても、かなりはっきりとわかる。
 
実にシンプルに言って、プーチン政権は国民が幸せになるように政治を動かしているだけなのだ。2月にアメリカのジャーナリスト、タッカー・カールソンが8日間ほどモスクワに滞在して、モスクワの地下鉄やスーパーの様子をレポートしていたけれど、そこでカールソンが驚いていたのも、まさにそれだった。
 
プーチン政権を支持するとかしないとかの問題ではなく、モスクワの地下鉄はきれいで安全でしかも安いのだ。アメリカのどこの地下鉄だって、ホームレスが床に寝ていて、壁は落書きで汚れていて、あちこちが壊れているし、ホームに立っていると、突き落とそうとする人がいたり、財布を盗んだりバッグを引ったくったりする犯罪者たちがいる。だけど、モスクワの地下鉄はそんなところがない。ホームレスも犯罪者もいない。どこもきれいに整備してあって、清潔だ。
 
ホームレスも犯罪者もいないのは、貧困が放置されていないからだ。地下鉄の設備が整っているのは、市民が利用する公共施設に政府が投資しているからだ。ロシアは戦争もしていて、大量のウクライナ難民を引き受けてもいて、しかも新しく併合されたドンバスの復興にもものすごく投資している上、ドンバスの人たちの年金も出している。それだけの負担を抱えているのに、まだモスクワの地下鉄にそれだけ投資することができるのだ。
 
タッカー・カールソンは、モスクワの地下鉄がきれいなのを見て、プーチンのファンになるというよりも、アメリカの政権に腹が立つ、と言っていた。やろうと思えばできるようなことなのに、アメリカの政権はそれをやっていない、という事実なのだ。これは、何主義だとか何党だとかいうような問題ではない。税金が使われるべきところに使われているかいないかという問題だ。
 
選挙のときに、投票しに来た人たちのインタビューがテレグラムでシェアされていたけれど、プーチンに支持するという人の多くは、「彼がやっていることは正しい」と言っていた。それ以外に言いようがないのだと思う。プーチン政権がやっていることは、何主義でも何党でもない。単に国民の皆がなるべく幸せに暮らしていけるようにあれこれを調整していて、それがうまく機能している、というだけなのだ。
 
ロシアは、ソ連崩壊後の90年代に、それとは正反対の状態を経験しているから、今のような状態が当たり前ではないことも、人々はよく知っている。90年代は、ロシアの政治家は西側の資本家に腐敗させられていて、公共施設はまったく機能していなかったし、貧困がひどかった。だから、犯罪も多いし、モスクワはとても危険な街だった。これが、プーチンが政権に就いてから、少しずつ変わっていったのだ。腐敗が起こらないようにシステムを変えることによって、それまで腐敗で流れていた税金が、国の人々のために使えるようになった。税制を変えることにより、経済が機能し始めるようになり、税収が増えていった。それで、貧困がなくなっていき、働くことに希望が持てるようになった。
 
それで、プーチン政権はつねに60%以上の支持率を保ち続けていたのだ。それは単純に、プーチン政権は「やっていることが正しい」以外の理由ではない。それが今回、87%という記録的な高さになったのは、2年前にウクライナの内戦への軍事介入が始まってから、反プーチン派だった人たちも、「やっぱりプーチンがやっていることが正しかった」ことに気がついたからだったのだそうだ。
 
それまで、反プーチン派だったロシアの人たちは、西側メディアの情報を見て、プーチンを独裁者だと思っていた。西側諸国のような自由主義がロシアにはないと思っていた。ところで、2年前にロシアの軍事介入が始まってから、西側諸国は一斉にありとある経済制裁をかけ始め、ロシア人だというだけで、差別されているようなことになった。西側諸国は、プーチン政権だけではなく、ロシアそのものを攻撃していたのだ。それがわかったとき、プーチン政権が西側のNGOを締め出したり、西側の組織に制限をかけたりしていたのは、ロシアの国としての主権を守るためだったということがわかってきた。そして、ウクライナの内戦への軍事介入も、西側諸国がウクライナを利用してロシアを攻撃していたのから、国を守るために必要なことだったことがわかってきた。
 
そうした状況で、今回の大統領選挙では、プーチン政権を支持していることを自分も示さなければという思いから、多くの人が投票に行ったということだった。それで、記録的な得票率になったのだ。選挙前の支持率調査でも、プーチンの支持率は80%以上だったから、プーチンを再選させるためだけだったら、わざわざ投票に行かなくてもいいようなものだった。それなのに、ほとんどの人が投票に行ったのだ。ヨーロッパでは、ロシア領事館の多くが閉鎖されてしまっていて、大使館のある街まで何時間もかけて行かなければならなかったのに、それでもほとんどの人が投票しようとしたために、大使館前には投票する人たちの行列が何キロも続いていたそうだ。
 
西側諸国の選挙妨害キャンペーンもすさまじくて、SNSを通して、選挙をボイコットしろとか、無効票を投票して抗議しろとか、皆で投票終了直前に行って、投票所を混乱させろとかいうメッセージがさかんに流されていたそうだ。ヨーロッパのロシア大使館前では、西側資本が組織して行わせている反プーチンの抗議デモが行われていたりもした。ドンバスでは、選挙監視委員がテロに遭いさえした。それにもかかわらず、ほとんどの人が投票に行って、プーチン政権を支持していることを示そうとしたのだ。西側の選挙妨害キャンペーンは、完全な失敗に終わった。
 
政府が国民のために動いていれば、国民のほとんどすべてが政権を支持するということになるのだ。今回のロシア大統領選挙は、そのことを世界に示してしまった。政治が派閥争いであったり、利益争い、つまり税金の取り合い、あるいはイデオロギーの争いだというのが、当たり前の状態だと私たちは思っていたけれど、実はそんなものは本来のあり方ではなかったのかもしれない。この200年ほど、世界的に民主主義が政治の一般的なあり方になって、そこでは常に、利益を異にする人々が争うことになっていた。そして、それこそが民主主義だみたいに思っていた。
 
しかし、そうした国々で、政府は実のところお金で動かされていて、国民のためなどに動いてはいなかったのだ。税金の大部分は、防衛のためだとか健康のためだとか、あるいは地球の環境のためだとかいう名目で、政治家を支援しているグローバル資本に流れることになっていた。それで、民主的であるはずの国で、街はホームレスや犯罪者であふれ、公共施設はボロボロで汚いような状態になっている。
 
もし、政府が腐敗していなくて、国民のために税金を使っていたら、これほどの豊かさが実現するのだということを、プーチン政権下のロシアは示してしまった。第二次世界大戦後、生産技術は大きく発展して、過去50年間で生産性は20倍近くにも伸びたそうだ。そのことから考えるに、プーチン政権下のロシアの豊かさは、実はほとんどの国でも当たり前に可能なことなのだろう。ところが、多くの国でそれができていないで、お金がないないと言っているのは、一体どれだけの税金が闇に消えているかということだ。そして、それだけの闇のお金があるからこそ、大がかりなメディア操作や選挙操作、政治工作までもが可能になっているということになる。
 
そうしたことが見えてくると、西側諸国がロシアの情報をあれほど執拗に遮断している理由がよくわかる。プーチン政権下でロシアが実現してしまったことは、西側諸国の民主主義の幻想を完全に崩壊させてしまうからだ。いくら声高に民主主義民主主義と叫んでいても、実は人々を分裂させて、内輪もめさせておいて、搾取しているだけだったということがわかってしまう。民主主義とは、民が主であるということ、つまり、政権は国民のために政治を動かすということなのだ。そう考えるならば、プーチン政権が得票率87%で再選されたということは、この政権がそれだけ民主的だということを示していることになる。実のところ、民主国家の政権は、すべてそのようであるべきなのだ。
 
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画像は、壊滅的な状態だったドンバスのマリウポリで再建された幼稚園。
 
 
 

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

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