【平和の大使になった宇宙飛行士】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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なんとか片方のお仕事が第一関門突破した。

(∩´∀`)∩ワーイ

今から低温焼付して、その間デンシャのお仕事に集中して、夕方焼付したやつを仕上げよう。

応援たすかったー


反対に元苦手さんのブラブラが目立ってしまうわ。

(;´∀`)



ちゅーことで、、、まだ読んでないけど(え?

チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございますので

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 【平和の大使になった宇宙飛行士】


3月9日はユーリ・ガガーリンの生誕90年だったのだそうで、ガガーリンの動画などがシェアされていた。ガガーリンは、宇宙ロケットで地球軌道を周回して、地球に帰還したあとで、世界各国をまわる旅をしていて、どこでも熱狂的に歓迎された。日本にも来て、東京だけでなく、大阪、京都、札幌にも行った。そこで、「平和」と墨で書かれた鉢巻をもらって締めている写真があった。


宇宙に行ったのに、「平和」なのだ。ところで、ドイツ語の字幕がついたドキュメンタリーを見ると、ガガーリンは、世界平和の大使として、世界30ヶ国をまわった、と書いてあった。ガガーリンが、108分の地球周回に成功してから、3年もの間、世界を旅していたのは、世界平和を宣伝するためだったというのだ。


初の有人宇宙飛行に、ガガーリンが選ばれたのは、容姿がいかにもロシアの好青年といった風なことや、ユーリという名前が親しみやすいという理由からだったというようなことは、聞いたことがある。しかし、アイドル的なハンサム男という顔ではない。ドイツ語のドキュメンタリーでは、彼が選ばれたのは、とりわけ彼のもの静かな性質のゆえだったと言っていた。


アポロの宇宙飛行士たちが、いかにもハリウッド映画の英雄といった風なイケメンなのに対して、ガガーリンはそんな気取ったところがまったくなく、いくらか抜けたところもありそうな男の子といった風で、これほど害がないように見える人も、ちょっといないくらいだ。世界中どこへ行っても、彼は贈られたものを何でも喜んで受け取って、子供のように無邪気に笑っていた。こんな人物は、どこに行っても愛される。彼はまさに、この平和そのものの容貌と立ち居振る舞いのために、宇宙飛行士に選ばれ、世界平和を宣伝するために、世界中をまわっていたのだ。


この2年ほどで、ロシアがこの100年ほど、どんな戦いを戦っていたのかが見えてきた。そうしたことがわかったからこそ、ガガーリンが初の宇宙飛行士に選ばれた理由が、初めてよく理解できる。この100年、いや200年ほど前から、ヨーロッパの国々にたがいに戦争をさせ、軍備に融資して富を成していた金融エリートたちは、何とかしてロシア帝国を崩壊させようとしていた。それで、フランスやドイツの政権を乗っ取って、ロシアに侵攻させていた。それがナポレオン戦争であり、第二次世界大戦だった。


ナポレオン軍もナチス・ドイツも、ロシア人は恐ろしいという印象を心理操作で植えつけられていて、だからこそロシアで残虐のかぎりを尽くしていた。その結果、ナポレオン戦争のときには、ロシア軍はパリまでナポレオン軍を追っていき、第二次世界大戦のときには、ベルリンまで侵攻して、ついに戦争を終わらせた。


ナチ化させられたドイツ軍は、モスクワまで侵攻してきて、いたるところでロシアの人々を虐殺していたから、ソ連にとっては、ヨーロッパを非ナチ化して、世界を平和にすることこそは悲願だったのだ。そしてナチのドイツを破り、戦争を終わらせ、戦後はソ連、中国、イギリス、アメリカの4ヶ国が戦勝国となって、国連を設立して、世界平和を主導するはずだった。これが機能していたら、第二次世界大戦後は、もう戦争などは起こらないはずだったのだ。ところが、イギリスとアメリカの政府を支配している金融資本家たちは、戦後すぐにソ連と敵対しようとし、冷戦状態を作り出した。ソ連は他の国々を支配しようとしている恐ろしい国だという印象を与えて、対ソ防衛のための軍備に投資させたのだ。


ソ連の時代から、軍事に国を挙げて投資していて、軍事技術も進んでいたから、ソ連が世界平和を望んでいるなどと聞いたら、口先だけのことにすぎないように思えるかもしれない。とにかく西側世界では、そのように宣伝されてきたから、私たちは、ロシアは好戦的な国なのだと思い込んでいるようなところがある。世界平和のためとか言っているのは、プロパガンダにすぎなくて、本当はアメリカと同様に世界を支配しようとしているのに違いないと。


ロスコスモスの元代表で、傭兵部隊「ツァーリの狼」を組織していたドミトリー・ロゴジンは、ドイツ人ジャーナリスト、アリーナ・リップのインタビューに答えて、「ロシアは一度も他の国を征服したことなどないのです」と言っていた。ロシアには広大な領土があるし、資源だっていくらでもあるのだから、そんな必要などないのだと。その話を聞いたときは、私もそんなことはないだろうと思っていた。しかし、歴史を調べてみればみるほど、それがまったく本当のことだったということが見えてきた。


ロシアは、ロシア帝国の時代から、他の国を征服支配したりはしていなかった。他民族に支配されて苦しんでいる国が、ロシア帝国に助けを求めるので、その国を解放するために戦っていたのだ。その結果、その国がロシア併合を望んで併合されることになったりもする。ロシアの領土はそうやって拡大していった。ウクライナの東部地方が、2014年のマイダン革命以降、民族差別を受けて攻撃され、ロシア併合を望んだのと同じようにだ。


もともとヨーロッパの王族とは、人々を敵の侵略から守るために戦うことで、支配権を民衆から与えられている騎士階級の人々だった。だから、ロシアのツァーリはその伝統を守って、人々を敵の手から守っていただけだったということになる。その結果、領土が大きくなっていったのだ。だから、ロシアにとっては、領土が拡大することは、それだけの人々を守る責任を負うことに他ならなかった。そして、ロシア帝国はそれだけの力を持ってもいたのだ。


軍備に投資させることで富を成していたイギリスとアメリカの金融エリートたちにとっては、ロシアが世界平和を作り出してしまったら、軍備が必要なくなって、利益が得られないということになってしまう。戦争は、否応もなく巨額の税金を一度に投資させることができる格好の機会なのだから、彼らにとっては、世界を平和にしてしまうロシアこそは、最大の敵だ。それで、軍事大国のロシアを攻撃させるために、ナポレオン軍を洗脳し、ナチス・ドイツを洗脳してロシアへ侵攻させた。そして今、ウクライナが10年前からその役をやらされている。


戦後16年経った1961年に、ユーリ・ガガーリンのような、いかにも害がなさそうな少年のような顔つきのロシア人を宇宙飛行士に選んで、世界平和の大使として、世界中に送ったのは、ソ連/ロシアが恐ろしいという植えつけられた印象を外すための手段だったのだろう。そして、その計画は大成功した。ガガーリンは、世界中どこへ行っても愛されて、もみくちゃにされた。日本では一週間以上もいろんな都市をまわって、いたるところで歓迎されたし、ドイツではガガーリンに因んだ場所が49ヶ所もあるそうだ。ガガーリンの世界訪問は、軍事大国であるソ連/ロシアは、本当に世界平和を望んでいるのだということを印象づけることに成功したのだ。


しかしアメリカの政権は、ガガーリンの宇宙飛行の成功を、アメリカの軍事的な威信が傷つけられたという風に受け取って、宇宙開発競争に乗り出していった。1957年にソ連が初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功したときには、NASAを設立した。ガガーリンの宇宙飛行が成功したときには、月面着陸を目指すアポロ計画を作った。ソ連が、世界平和を宣伝するためにガガーリンを宇宙に送った一方で、アメリカは軍事的な競争意識で、宇宙開発を行なっていたのだ。


アポロの月面着陸が事実かどうかという話は置いておくとしても、アメリカは月へ行って、アメリカ国旗を立ててきたというのは、象徴的だ。旗を立てるのは、征服したということを意味するジェスチャーだからだ。月面着陸については、アメリカが勝った、ソ連よりもアメリカのミサイル技術が勝った、ということを示すパフォーマンスなのだ。ソ連がガガーリンみたいな競争とは縁のなさそうな温和な人物を宇宙へ送り、平和の大使として世界中をまわらせたのとは、実に対称的だ。


ガガーリンは、宇宙飛行した7年後に、訓練中の事故で亡くなった。これについては、いろいろな説があるけれど、おそらくはアメリカの諜報機関に暗殺されたのだろうと私は思う。アメリカの諜報機関は、世界中で中ソが脅威だという印象を作り出して、戦争へと煽るためにありとある策略を行なっていたのだから、ガガーリンが世界のアイドル的存在としてい続けられるのが、邪魔だったのに違いない。ソ連の諜報機関は、ガガーリンの暗殺計画を予期していたのか、ガガーリンに警護をつけて、飛行訓練をさせないようにしていたそうだ。そして、ガガーリンが謎の事故で亡くなった翌年、NASAが月面着陸に成功し、世界中の注目をアメリカの方に向けかえてしまった。


ガガーリンの生誕90年、初の宇宙飛行から60年以上が経って、私たちはガガーリンが世界平和の大使だったということの本当の意味を理解しつつある。この200年、戦争は意図的に作られ続けてきたし、私たちがそれに騙されなくなりさえすれば、戦争はもう起こらないのだ。ガガーリンのおっとりとした顔は、プーチンの温和な顔つきとも似ていて、ロシア人とはもともと平和的な民族なのだろうと思わせる。ロシア人は、ナポレオン軍もナチス・ドイツも追い返して敗北させたくらい、戦争に強いけれど、それは彼らが平和のためにしか戦わないからなのだ。平和のために、人々を守ろうと戦う人は、仔熊をやられそうになったときの母熊みたいに強い。この力に勝てるものはない。

 


 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

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え?