ゲノム編集タマゴの臨床試験がまもなく開始 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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アレルギーで卵を食べられない子どもたちにとっては朗報・・・

になればいいんだけれど、

ゲノム編集信用出来ん・・・

 

 

 

こちらから転載させていただきます。

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【NEWS!】ゲノム編集タマゴの臨床試験がまもなく開始される

 

 

キューピー株式会社は、広島大学との共同研究によってアレルギー症状が発現しにくい鶏卵を産むニワトリの開発に成功したと、2023年4月に発表しました。

卵アレルギーは食物アレルギーの中でも割合が高く、患者の生活の質向上につながる可能性が期待でき、消費者にとってとても良いものに思えるかもしれません。
 しかし、その解決方法として、ゲノム編集食品が正しい選択なのでしょうか?

 

卵アレルギーの人は、卵を食べることでさまざまなアレルギー症状が現れます。これは卵白に含まれるいくつかのタンパク質(オボムコイド、オボアルブミン、オボトランスフェリン、リゾチームなど)が、原因物質(アレルゲン)になるためと考えられています。これらのタンパク質の多くは加熱することでアレルゲン性が低下しますが、「オボムコイド」というタンパク質は熱に対して安定的で、茹でたり、蒸したり、焼いたり、炒めたりしてもアレルゲン性が低下しません(※3)。

そこでキューピーと広島大学は、ゲノム編集技術によってオボムコイドを含まない卵(アレルギー低減卵)を産むニワトリを開発しました。

このオボムコイドを含まないアレルギー低減卵をつくるには、まず、ゲノム編集によってニワトリの受精卵のオボムコイド遺伝子をノックアウト(無効化)します。そのオボムコイド遺伝子欠損受精卵からニワトリを孵化させて育て、交配させることで、そのニワトリはオボムコイドを含まない卵を産むようになるのです。


■ゲノム編集タマゴを使用した臨床実験
ゲノム編集食品を製造・販売する場合は、厚生労働省に任意で届出をすることになっています。現時点(2024年2月23日)では、このゲノム編集タマゴは厚生労働省には届出が行われていない(※4)ため、すぐに市場販売されることはないと思われていました。

ところが、2023年11月に、驚くべきニュースが飛び込んできました(※5)。なんと、このゲノム編集タマゴを用いて、アレルギーの臨床試験を行うというのです。

報道によると、アレルギー疾患の中心拠点病院の1つに指定されている国立病院機構相模原病院で、卵アレルギーの子どもにゲノム編集タマゴを実際に食べさせてアレルギー症状が現れないかどうか臨床試験を行うというのです。そして、この臨床試験で安全性が確認できれば、キューピーはこのゲノム編集タマゴを用いた加工食品の製造・販売を目指すというのです。

このニュースが報道された時点では、キューピーからも、臨床試験を実施する相模原病院からも正式な発表は行われていませんでした。届出前のゲノム編集食品で臨床試験を行うなどということは、にわかに信じられません。そこで、日本消費者連盟と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは、この事実関係を確かめるための質問状をキューピーに送付しました(※6)。


■キューピーからの回答
質問状に対するピューピーからの回答(※7)によればこの報道は事実で、臨床試験に同意をした被験者を対象に経口負荷試験を実施するとのことでした。また、厚生労働省への届出は行っていないものの、「事前相談」は行っていて、届出に必要な安全性の確認も広島大学との共同研究で確認されているといいます。しかし、これらの情報は厚生労働省からも公開されていません。

ところで、キューピーはこの回答を送付する直前に、1つのニュースリリースを公開しています。それは「アレルギー低減卵の臨床的安全性の検証研究が日本医療研究開発機構(AMED)事業に採択」という文書(※8)で、このゲノム編集タマゴを用いた「重症鶏卵アレルギー患者におけるアレルギー低減卵の臨床的安全性の検証」という研究事業が、日本医療研究開発機構が公募した免疫アレルギー疾患実用化研究事業として採択されたというものです。日本医療研究開発機構がこの採択結果を公開したのは2023年10月で、相模原病院での臨床試験を伝える報道の少し前のことです。この採択のことを知った記者が、この記事を書いたのかもしれません。

しかし、キューピーや相模原病院からリリースがすぐになかったのはなぜなのでしょうか。ゲノム編食品に抵抗感を感じている消費者に、臨床試験のことを知られたくなかったからではないか、と勘ぐってしまいます。


■動物へのゲノム編集とアニマルウェルフェア
ゲノム編集タマゴの開発は食の安全の視点からだけでなく、アニマルウェルフェア(動物の福祉)の観点からも問題があるとの指摘があります。

生物はさまざまな遺伝子が相互的に関わり合いながら、絶妙なバランスを保っています。しかし、ゲノム編集で特定の遺伝子を切除してしまうと、このバランスを人為的に破壊することになります。

たとえば、いま、日本で販売されているゲノム編集マダイは筋肉の成長を抑制する遺伝子が欠損していますが、その結果、筋肉の成長バランスが崩れて筋肉量が多くなります。ゲノム編集ヒラメは、満腹になったときに分泌される「レプチン」というホルモンと反応する受容体の遺伝子が壊されているため、満腹を感じることができずに餌を食べ続けて肥満になります。そのため、動物へのゲノム編集を「torture breeding(拷問育種/拷問飼育)」だと非難する科学者もいます。

オボムコイドを作れないニワトリには、どのような影響があるのでしょうか。

鶏卵のオボムコイドには、浸入してくる微生物から卵黄を守る生体防御機能があるといわれます(※9)。それでは、オボムコイド欠損卵から生まれたニワトリは、どのように成長するのでしょうか。ニワトリの健康には、問題はないのでしょうか。

キューピーは質問状への回答で、数年にわたって生育状態を観察していて、影響は認められていないとしています。しかし、「倫理的観点からどのように考えるのか」については、明確な回答をしていません。


■ゲノム編集タマゴは必要なのか?
消費者庁の調査では、食物アレルギーの原因食物は鶏卵が33.4%と、もっとも多い割合を占めていて、ショック症状を伴うことも多いようです。年齢別にみると、0歳児の61.1%、1〜2歳児の31.7%と、低年齢児に卵アレルギーが大きいことがわかります。

卵アレルギーの子どもを持つ親としては、アレルギーを起こさない卵があれば安心でしょう。しかし、ゲノム編集食品がその解決方法として正しい選択なのかどうか、わたしたちは考えるべきでないでしょうか。



《参考資料》
※1:[キューピー]広島大学との共同研究 熱や消化酵素に強いアレルゲン「オボムコイド」を含まない鶏卵の作出/アレルギー低減卵の安全性を確認

 


※2:[広島大学]【研究成果】鶏卵の主要なアレルギー原因物質(アレルゲン)をゲノム編集(Platinum TALEN)により除去し、その安全性を確認

 


※3:「評価書 アレルゲンを含む食品 卵」食品安全委員会

https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/000812132.pdf


※4:ゲノム編集技術応用食品及び添加物の食品衛生上の取扱要領に基づき届出された食品及び添加物一覧
https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/000812132.pdf

※5:[讀賣新聞]卵アレルギーが起きにくい卵、ゲノム編集で原因物質除去…数年後の商品化に向け臨床試験

 


※6:【質問状】ゲノム編集タマゴ(アレルギー低減卵)の臨床試験に関する公開質問状(キユーピー宛)

 

 

回答↓

 
 

 

 

 

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

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②3月9日  満員御礼キャンセル待ちかも?2024.2.27現在

2月23日の天皇誕生日に、日土水農園で野草を摘んで、

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13時オーガニック広場ひふみさんに集合。

乗り合わせで日土水農園〜野草摘み〜ひふみさんで簡単調理〜実食

 

調味料代・米代・場所代等諸経費が掛かるので有料です。

2,000円または1,500ケーロ(その場でケーロを買っても大丈夫です。たぶん)

 

少人数での開催となります。

ご予約は↓まで。

 

 

 

もうひとつ告知です。

 

次回のオーガニックマルシェ 日土水市の日程が決まりました。

2024.3.31です。

スケジュール開けて遊びに来てくださいねー