【国連調査委員会は信頼できるのか?】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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ちゅーことで
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 【国連調査委員会は信頼できるのか?】
 
アムネスティ・インターナショナルだとかヒューマン・ライツ・ウォッチだとかの独立のNGOが、どこそこの国が人権侵害を行なっていると非難しているというと、多くの人は、それが真実なのだろうと思う。ましてや、国連の人権理事会の調査報告だなんていうと、これでいよいよ真理がはっきりしたと思ったりする。
 
この3年間で、私たちは国連機関である世界保健機関(WHO)が、どれだけ嘘をつき、甚大な健康被害があることを隠し続けて、推奨さえしてきたことをさんざん見てきた。それで、独立した監査機関だろうが国連機関であろうが、真実を言っているとはかぎらないのだということを、知ることができたわけだ。
 
ウクライナの戦争で、人権侵害が行われているというので、国連の人権委員会が調査委員会を設立し、調査を行なうことになった。その結果がこの頃出たというのだけれど、それによると、ロシア軍が市民を無差別攻撃し、捕虜を虐待し、女性たちを強姦し、子供たちを拉致したというようなことだった。この一年間ドンバスからの情報を追っていた人からすると、一体どこをどう見たら、こんな報告ができるのかと驚く。ドンバスで、ウクライナ軍が市街地を爆撃しているのを、この人たちは見なかったのだろうか? ウクライナ軍がドンバスの住民を地下室に閉じ込めて、人間の盾に使っていたのを知らないのだろうか? ウクライナ軍が国際法で禁じられている小型地雷をドンバスの街のあちこちに撒いていて、草地に落ちていた地雷を踏んだ子供が足を失う大ケガをした話を聞かなかったのだろうか? ロシア軍が撤退したあとの村で、ウクライナ軍が住民をロシアの協力者として虐殺していたのを、知らないのだろうか? ロシア軍が女性を強姦していたというのは、ウクライナの女性政治家が語った作り話だったことも聞いていないのだろうか?
 
ところで、この国連人権委員会は、50回ほどもウクライナを訪れて調査したというのだけれど、ウクライナ政府の案内で、ウクライナ軍がコントロールしている領域だけを視察し、ウクライナ政府の訴えだけを聞いてきたというのだ。だから、本当に戦闘が行われているドンバスには入りもせず、住民から話を聞くこともなかったわけだ。こんな調査をして、「中立の、独立した調査機関」としてまかり通るのだから、まったく驚いてしまうけれど、これが実は「いつものこと」だったことが、だんだんとわかってきた。
 
アメリカの軍事専門家のスコット・リッターは、国連の武器監査役としてイラクに送られ、イラクには大量殺人兵器はないと報告した。ところがしばらくして、ある政治家がガラス瓶に入った液体を見せ、これが911のテロに使った爆薬だと主張し、そっちの方が通ってしまったのだ。ノルド・ストリームの爆破事件だって、シーモア・ハーシュは最低2トンの爆薬が必要だったはずだと言っていた。小瓶に入るほどの量で、あの高層ビルが完全に粉々になるほどの破壊力を持つ液体など、一体どこにあるというのだろう? 
 
しかし、アメリカの目的は、アフガンとイラクを攻撃して、アメリカが支配できるような政権に変えることだった。そのためには、どんなに筋の通らない理屈であろうと、人々を納得させるような理由がいる。そのためにアメリカは中央情報局(CIA)を使って、メディアを買収し、人々が信じてしまうまで、何度でも繰り返させるようにしているのだ。これをオペレーション・モッキングバード(マネシツグミ作戦)というのだけれど、この方式がどれだけの効果を発揮するのかを、私たちはこの3年ほどで、嫌になるほど見せられてきた。
 
シリア政府軍が毒ガス兵器を使っていたという話では、2015年に国連の化学兵器禁止機関が調査委員会(JIM)を作り、シリアは毒ガス兵器を使用していない、という調査結果を発表したそうだ。ところが、西側メディアはそれをほとんど報道せず、2018年になって、今度は別の調査委員会IITを設立した。すると今度は、この新しい委員会がシリア政府軍が毒ガス兵器を使用した、と発表したのだ。ところでこの調査委員会は、国連機関でありながら、国連から資金を受けてはおらず、その代わりにアメリカやイギリスなどの政府が資金を出していたそうだ。そのことからして、またJIMのときのようなことにならないよう、あらかじめ買収してあったのじゃないかというのは、かなり現実的なこととして考えられる。
 
この調査委員会がシリア政府軍の犯行である根拠として出したのは、ホワイトヘルメットという救助グループが撮影した動画だけだった。しかしこの動画には、病院の待合室に飛び込んできたホワイトヘルメットのメンバーが、そこにいる人々にホースで水をかけている様子が映っていただけだった。毒ガスにやられた被害者に、こんな風に水をかけて何かの助けになるとは思えない。毒ガスにやられたのなら、倒れるとか咳をするとかしていそうなものだけれど、そこに映っている子供は、ただ普通に座っているだけだった。水をかけられて寒いということ以外、特に問題があるようには見えなかった。
 
ホワイトヘルメットは、中立の民間のボランティア団体だということになっているのだけれど、実のところはイギリスの諜報部が組織したという話もある。いずれにしても、ホワイトヘルメットが活動している領域は、反政府派が支配している領域だけで、アサド政権がコントロールしている領域には入ってこならしい。ホワイトヘルメットは、救助グループと言いながら、実はテログループだという話もある。実際、シリアの住民はホワイトヘルメットを忌み嫌っていて、ホワイトヘルメットが連れていったケガ人は、生きて帰ってはこないというようなことが言われていたりするらしい。とにかく、彼らはアサド政権の領域には入ってこないし、アサド政権は彼らを敵とみなしているらしい。
 
そのホワイトヘルメットが、救援活動の現場を撮影して、その映像が世界中で報道されているのだけれど、それがクライシスアクターを使ったやらせ画像だというのだ。たしかに、いろいろな画像を突き合わせてみると、同じ人物が別な場所での救助活動の場面として、何度も登場していたりするし、メイキングオブみたいな感じの、撮影風景を撮った動画が出ていたりもする。負傷者役ががれきの中に寝ていて、ホワイトヘルメットが救助するところを撮影するのに、カメラの位置が決まって、撮影となったときに、負傷者が急に苦しみの声を上げ始め、ホワイトヘルメットのメンバーは救助作業を始めて、ガレキの中からその人を引き出して連れて行っていくところが映っている。
 
ホワイトヘルメットは、シリアの映像でオスカー賞を受賞したというのだけれど、画像が映画の場面みたいに鮮明にきれいに撮れているところを見ても、ハリウッド映画のように高い機材を使って、撮影のプロが撮影したもののように見える。アングルや光の入り方なども見ても、その場で撮影したとは思えず、かなりの時間をかけて、照明などもセットして撮影しているように見える。戦争もの映画のロケの撮影じゃないかと思うくらい、実にかっこよく撮れているのだ。ネットで画像検索しただけでも、同じ顔が負傷者になったり救助者になったりして何回も出てきたりするのだけれど、それがまた映画俳優みたいな整った顔立ちをしている。それを見ていると、この人たちはきっとプロの役者みたいな人たちなのだろうと思う。その映像を見たかぎりでは、これは救助のためのボランティア団体などというものではなく、プロパガンダ画像を撮影するためにシリアに送られている組織なのだろうというのが、透けて見えるような気がする。
 
メディアが真実を伝えていると思っている人たちは、このホワイトヘルメットの画像を見て、シリアの政府軍が罪なき人々を虐殺していると思い込むわけなのだろう。それで、この残虐を行なっているのは、アサド政権なのだと思うようになっている。そんな映像を根拠にして、国連の調査委員会が、アサド政権が毒ガス兵器を使ったということを報告したというわけなのだ。
 
ところで、この報告があったあとで、この調査委員会の母体となっていた国連の化学兵器禁止機関OPCWから、4人のメンバーが別々に、あの報告は事実ではないと告発した。彼らは3年前に、別な調査委員会JIMが、シリアは毒ガスを使っていないという調査結果を出したのを知っているし、シリアがやったという根拠が、ホワイトヘルメットの動画だけというのでは、あまりに見え透いていると思ったのじゃないかと思う。
 
昨年9月に、ウクライナのザポリージャ原発が爆撃されているというので、国連の原子力委員会の視察団が送られたときも、何だか似たようななりゆきだった。視察団はウクライナ政府に受け入れられてキエフから入ったのだけれど、ザポリージャはロシア軍がコントロールしている地域にあったから、ウクライナの領域からロシア軍の領域への境を車で越えていった。そして、ザポリージャに到着して、ロシア軍に迎え入れられたとき、原発の建物がウクライナ軍によって攻撃されているのを、視察団は目撃したのだ。使われた武器は、NATOがウクライナに送ったものだった。それで視察団は、ウクライナ軍がザポリージャ原発を攻撃していて、ロシア軍を原発を攻撃から守っているのを確かめたはずだった。しかし、原子力委員会は、ただ原発が損傷しているということだけを報告して、どちらが攻撃しているのかについては言及を避けた。そして、「誰がやったのかについて判断を下すのは、原子力委員会の責任ではない」と言ったのだ
 
つまるところ、アメリカがNATOに攻撃させたい国が、人権侵害の行為を行なったという調査結果が出ることになっているらしい。それでアメリカは、軍事攻撃を正当化することができるからだ。もし違う結果が出たら、別の説を持ち出して、そちらの方をメディアで報道させて、人々がそうと思い込むようにしてしまう。
 
ところで、今回の国連人権委員会のウクライナ調査委員会に選ばれたのは、たったの3人だけだったそうだ。一人はノルウェー、一人はボスニア、もう一人はコロンビアの人だった。それだけ聞いたら、中立なグループなのだろうと思えるけれど、それぞれちゃんとアメリカ寄りの発言をする人を選んでいたらしい。いずれにしても、3人というのはあまりに少ないのじゃないかと思うけれど、シリアの毒ガス兵器の調査で、化学兵器禁止機関から4人も内部告発者が出てしまうという失敗を繰り返したくなかったのだろう、とドイツ人ジャーナリストのトーマス・レーパーは言っていた。確かにアメリカ寄りだと信頼できる3人だけならば、間違いは起こらないと思ったのだろう。そして実際、実情を知っている人にとっては、この結果はあり得ないと思うような、見え透いた嘘の報告を、この3人は見事にやってのけたのだ。
 
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ホワイトヘルメット「ホワイトヘルメットは西側諸国に資金を受けている」
 
 
国連人権委員会のウクライナ調査委員会のメンバー
 
 
転載ここまで・・・
 
 
 
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