日本の価値を表す一つに円の価値があると言えます
円高!円高!と日本が悪くなる様な内容ばかりが
目に付くのは、私は如何なものかと思うわけです
確かに世界はアメリカ中心になっています。
アメリカに陰りが出てきたとはいえ、アメリカやドルが
その存在が直ぐに揺らぐとは考えられません
しかし、日本とアメリカを考える時、日本の潜在的
実力にもっと目を向けて、円高になる正しい評価が
されるべきだと思います
私共はドルが1ドル360円の時代を知っています
この360円が下がるなんて考えられませんでした
ですから、漫才で車の部品の値段を当てるはなしが
あったのですが、ハンドルはいくらか?
ハンドルは180円や・・・というのがあった位です
ところが今や円高が76円以上です
360円が76円は474%の「円」の上昇率です
言いかえれば474%の「ドル」の下落率です
戦後半世紀以上過ぎているわけですが、円の上昇
がストップした事は有りません
この事は戦後より、ズッと日本の円の発言力は
アメリカのドルに勝って来た事になります
つまり、勝ち続けて来ているのです
どれだけ、アメリカからの無理難題に日本は
女子サッカーではありませんが、粘り強く勝って
来たか、その潜在能力はスゴイわけなのです
何でこの事をもっと言わないのでしょうか
特に、日本にはアメリカや世界にお金を貸している
債権がたくさんあるわけです。
なんと債権に関しては、日本は世界一の債権国
だそうです
つまり、金持ちなんです(言いかえれば)
スゴイ事なんです、日本の実力は・・・
これだけ見ても、ドルやユーロより日本の円が
価値ありと買われる、つまり円高になるのは当然
なのです
どうして、円高になるか、という方がおかしいわけです
また、債権債務を考えましたなら、今アメリカでは
デフォルトが騒がれていますが
日本はアメリカに対しては債権国なのです
アメリカの国債をたくさん買っているのです
よく考えれば、もしアメリカが日本に対し利払いが
できないという事になれば、当然「差し押さえ」「競売」
等が行える様な国なのです
この優位性を何故言わないのでしょうか
また、この優位性を使って外交の力にすることも
できるわけです
自虐思想・自虐史観という言葉がありますが
日本の経済は駄目やアカンのや潰れる・・・こんな
事を経済の専門家とかマスコミは言いたくってますが
自虐経済史観という言葉も生まれるかもしれません
私達はもっと、マスコミで言われている言葉だけでなく
本当を見る目を持って、日本の国を考える様にしたい
と、私は思うわけです。
そこには生き生きとして、不滅ですと言われるような
生命力・潜在力をもつ日本の日本人の世界に誇る
あるいは世界に貢献できる本当の姿があるからです。
◇
1日はロンドン、ニューヨークの両外国為替市場でドル売り円買いの動きが加速した。直近の最高値だった前週末の76円72銭を更新し、戦後最高値に迫ったことについて、ワシントンの国際金融機関関係者は「米国が巨額の財政赤字をどうやって削減するのか見通せないところに市場の不安がある」と語った。
合意直後は、デフォルトを回避できたとの前向きな評価が多く、野田佳彦財務相も記者団に「ぎりぎりの段階で進展があってよかった」と語った。
実際、東京外為市場では円売りが進んだが、1ドル=78円台を付けたのは午前中のごく短時間にすぎず、すぐに77円台半ばまで買い戻された。東京株式市場の日経平均株価も一時1万円を超えたが、結局は円高修正が進まないため前週末比131円98銭高の9965円01銭で取引を終えた。
円高が加速したのは「市場が米国債の格下げを意識し出したため」(野村証券金融経済研究所の木内登英(たかひで)経済調査部長)だ。
格下げされれば、これまでと同様、投資家はドルを逃避し、円やスイス・フランなど主要通貨に対してドルの独歩安傾向が強まる恐れがある。米国の長期金利が上昇する懸念も残るなど米景気回復への期待感も乏しいとあって、「さらに円が買い進まれる可能性も十分にある」(邦銀筋)との見方は少なくない。
米景気の腰折れ懸念が強まり米国が追加的な金融緩和を行えば、さらに円買いが進む可能性もあり、「1ドル=75円まで円高になることもあり得る」(農林中金総合研究所の南武志主任研究員)という。
円高ドル安基調がこのまま続けば、日本の輸出関連企業には大きな打撃で、ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎主任研究員は「日本の金融当局は、為替介入などで円高阻止のメッセージを出すべきだ」と強調する。
ただ、米国の財政赤字という根本的な問題に解決のめどが立たない限りは「介入してもその効果は限定的だ」(大手金融機関)との見方も多く、米国の財政問題は日本経済にも深刻な影響を及ぼそうとしている。
(記事転載)
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松井秀夫(1級建築士・宅建主任他)
☆マツイホウム代表
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