怒るって何?
4年生の頃は子供によく怒っていました。
ただ、勉強ができるできないではなく、何においても投げ出してしまうから。
すぐに不貞腐れてあきらめてしまうから。
逃げてもいつか逃げられない時がくるし、結局、後でツケを払わされるから。
今の息子をみていて、成績が下がっていても普通に頑張っていると思うし、別に受験を前にして気を使っているわけでもなく、全然怒る理由がない。
そのため今回の模試が全然良くなかったのですが、確かに頑張れる要素はあるけれども、まぁ、終わったことは仕方ない。
おそらく受験のパターンCかDだなぁと。
この受験パターンの場合、通学時間が1時間超となってしまうので、できれば避けたいのが本音。自身の時はそれが嫌で受験を回避したので、親子2代でその状況になるのは、そういう星の元に生まれたんだなぁとぼんやりと思っていました。
ただ子供にとって、何にも言われないのは言われないで気持ち悪いみたいで、
また、「切り替えていこ~」と言ってもそうは割り切れないようで、
「お父さん、なんか怒ってよ!」
お前はマゾなのか???
違う意味で心配になってきたぞ。
そういうなら仕方ない、なんか考えるか~。
勉強頑張れ!・・・って頑張ってるしな。
このままだと〇〇中に行けないぞ!・・・って別にそれでもいいしな。
何を怒ればよいのだ???
・・・面側くさっ!
嘘をいう必要もないし、正直に言おう。
「ないよ!」
「成績上がってないのに?」
「それは単に周りの子が頑張っているだけ。相対的に成績が落ちているだけ!お前はそれなりにがんばってるやん!」
「それなりだったら、俺、頑張ってないじゃん」
「ほんまに頑張ってへんなら既に言っとるわ!」
「何が悪いんだろう・・・」
「勝手に悪いと思うのが悪いんだろ!」
「そっかー」
なんだかよくわからないのですが、これで満足したようです。
受験における地域性
中学受験が過熱しているというニュースをよく見ますが、千葉の船橋周辺に住んでいると、そのあたりは良く感じます。
まず、船橋日大前周辺は、高級戸建てが今も広がって分譲中。2000年くらいから造成されていてどんどん人口が増えてます。
ここよりもあからさまなところが津田沼の「奏の杜」。
計画人口が7000人のところを今現在8100人超。
しかもここ、学校計画が甘く、小学校や中学を作ることなく、既存の学校の改修だけだったので、学校が人で溢れかえっています。
幼稚園のお友達が小学校入学と同時に、このまま公立だとまともな教育は受けられない!ということが、お友達同士で話題となり、早々と私立中学受験となりました。
塾だけでなく小学校内でも中学受験ということで常に意識している状態です。
この奏の杜は、地域的にも恵まれていて、渋谷幕張や昭和秀英には京成津田沼から1駅、路線は違いますが東邦大東邦にも1駅、市川にはJR津田沼駅から3駅(西船からバス)、千葉日大には、新京成の新津田沼から5駅と千葉のほとんどの私立中学に1時間以内で通えてしまいます。
対して、うちの地域は同じ駅のエリアですが、あまり人口は増えておらず、むしろ、平和で私立中学受験という空気感は、まったくありません。
同級生の親と話す機会(子供同士の話を親が聞いたそうで)があったのですが、「マジで?なんで?」という感じでした。
小学校で私立受験はうちの子だけでなく帰国子女の子供たちも何人かいるのですが、彼らはみんなもう結果がでていて、その他の子供たちと一緒に冬休みを満喫しています。
そんな中で勉強をやり続けるのは、やはり子供にはしんどい、辛いみたいで。
先週、私がいない時に、「友達がおばあちゃんのところへ行くんだって!」とか「ゲームの話題で盛り上がっているんだ・・・」と終業式が近づくにしたがって、お母さんに愚痴を言っていたようで、また、塾のお友達もみんな成績が上向き。勉強しても模試で順位は下がり、難問ばかり解くのでそもそも勉強自体が嫌になり、モチベーションが下がり続けているような状態のようです。
しばらくもう地元の小学校の友達とは会わないので、落ち着くとは思いますが、なんとかここで踏ん張ってほしいところです。