先日、医師事務作業補助者を対象とした検体検査の学習会がありました。
今までの検体検査の記事はこちらをご参照ください
 ・尿検査について (1)
血液検査について (2)
今回は細菌検査についてお送りいたします。


前回見学した検体検査室の奥に、細菌検査室がありました。

いわゆる「理科室」のような、「化学室」のような雰囲気で、薬品のかおりがしました。

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細菌検査室では、高橋さんに細菌について、様々なことを解説していただきました。
(上の写真は、高橋さん(左)に説明を受けている医師事務作業補助者某さんです)

ここには、院内で行われる細菌検査の検体が外来や病棟から運ばれて集まってきます。
運ばれてきた検体は、寒天培地と呼ばれる羊や馬の血を寒天で固めた物に入れられ、培養されます。

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↑これは羊の血液の寒天培地です。


↓これは培養された細菌(大腸菌)だそうです。
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その他にも、チョコレート寒天培地などもありました。


細菌を取り扱う際は、空気のエアーカーテンで区切られた中で行われます。
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空気の力で、飛沫感染を防いでいるわけです。


顕微鏡を覗く高橋さん。
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医師事務たちも覗かせてもらいました。
これはインフルエンザ菌だそうです!(!!)
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まるで、リアルな化学実験室のような場所でした。


そして、ふと、目にとまった検体検査室の接遇目標。
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「相手の目を見て挨拶する」

「忙しくても相手の話を聞くようにする」

とても素晴らしい目標ですよね。


検査室は、日々、ものすごい数の患者様の検査や、患者様の検体を扱われて、非常に慌ただしいです。
そのような中だからこそ、ひとりひとりがこの接遇目標を意識し、基本的なことを実践することで、人間関係を円滑にしていくのではないかと思います。
そのことが更には働きやすい環境つくりであったり、検査室に訪れた患者様の不安を和らげる思いやりの心に繋がっているのではないかと思いました。


岸本さん、渡部さん、高橋さん、そして検査技師の皆さん、お忙しい中、大変お邪魔いたしました。
本当にありがとうございました。


記入者:医師事務作業補助者

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