0823 Tokyo Idol Festival 2012
去年、社会科見学と称して見に行った東京アイドルフェスティバル ですが、今年も行ってきました(初日だけ)。今年はフジもサマーソニックも私はスルーしてるのだが、これは行く。あの後、特定のアイドルにハマったとかでは全く無いのだが、あの未知の世界にいたく感銘を受けた次第であって、もっといろいろ見てみたいと思ってきたわけである。
フェス自体は昨年よりもいろいろとパワーアップしているようだった。まずメインステージをZEPPダイバーシティに移して規模を拡大、フリーステージも1個増えてる。そもそも去年は8月の最終週に実施だったのだが、今年はロッキンジャパンと真っ向勝負なのである。運営面でも去年はゆるゆるだったのがあちこちでスムーズに改善されているようで、いろいろ本気を出してきたという印象だ。動員も見るからに多い。かなり盛り上がってきている事が伺える。
では私が見たGIGについて以下、淡々と記していきます。
■ドロシー・リトル・ハッピー
(Hot Stage)
昨年見て感銘を受けた、仙台を拠点に活動しているローカルグループ。今年はメインステージに登場である。5人のキャラクターがはっきりしていて、楽曲であったりダンスであったりにキレがあって、しっかりとプロデュースされている印象がある。大きなハコでも十分機能してるステージングはなかなか立派でした。後述する東京女子流よりかはちょっとだけ隙が見える感じが個人的に好みです。しかし「好きよ」「オレもー!」「でもサーヨーナーラ~!!」てコール&レスポンスはなんか間違えてないだろうか。
■Negicco
(Hot Stage)
こちらは新潟を拠点に活動しているという3人組。ネギ持ってパフォーマンスするといういわゆるイロモノなイメージがあったのだが、MCなしでバレアリック・ハウスな歌モノをいきなり3曲ノンストップで持ってきて度肝を抜かれた。その後、ゆるく長めのMCを挟んでさらに4曲ノンストップでたたみ掛けたまま終了。一応お約束であるネギを持ってきたりもするのだが、どの曲もめちゃめちゃかっこいい。アイドルのトーン&マナーに比して糖度控えめで、軽妙洒脱な感じ。軽く衝撃を受けた。この人達、元々はJA新潟のキャンペーンで名産品のネギをPRするキャンペーンから発生したユニットだったのが、キャンペーン後も自ら意志を持ってインディペンデントにアイドル活動を続けてきた人達なのだそうだ。キャリアもそろそろ10年かという結構な大人の人達なのだが、例えばこれからパフュームとかが直面するであろうアダルト路線の雛形を軽く開拓してしまっているのではないかという気がする。機会があればじっくりCDを聴いてみたいです。
■さくら学院
(Hot Stage)
去年も見た成長期限定ユニット(笑)。しかし群を抜いてデカかったあの二人が見当たらないではないか。成長しきってしまわれたのか、他の子らが成長して目立たなくなってしまってるだけなのか。1年も経つといろいろある年頃なのねえ。途中メンバー紹介で「今日が誕生日のまりりでーす!12歳になりましたー!」というのを聞いて眩暈がしました。あんたらただのコドモですやん。しかし会場の集客密度は凄かった。早々に入場規制もかかってたらしい。近くにいたオタが「今日みたいにサガクがスタンディングでライブやるのはすごい珍しいんですよ」と教えてくれたんですが何言ってんだかわかんねえ。後になって「サガク」ってさくら学院のことをそう呼ぶらしいとわかったんですが、そんなん知らんがな。
■東京女子流
(Hot Stage)
去年見た時とそんなに変わってない印象だったのだが、年末に武道館ワンマンが決定しているそうで、着実にスケールを伸ばしている・・・のかな?そもそも最初からコンセプトなり楽曲なりにブレが無く、そこそこクオリティが高い感じは伺われたのだが、そこから一時もはみ出てくれない感じが個人的にいまひとつグっと来ないんだな。でもこういうの好きー、という人がいるのはすごくわかる。MCとか相変わらず苦手そうなところはちょっとカワイイ。
■吉木りさ
(Hot Stage)
オヤジ系週刊誌のグラビアでよく見るので顔と名前は知ってる。おっさんはグラビア系けっこう詳しいのだ。しかしこういうキャラでこういう歌を歌う人だとは全然思わなんだ。水樹奈々直系のはじけたアニソンボーカル&ハイテンションMC。個人的にはこういうの、まーったく好みではないんですが、推定8割がた次に登場するSKE目当てのオタを相手にそのテンションでやりきったのは好感度大。素手でかかってこい的な。なかなか根性があるとみた。
■BABY METAL
(Doll Factry)
予備知識ゼロで見て度肝を抜かれた。これはすげえな。「ワルキューレの騎行」のSEで物々しく登場し、ドクロのコスプレを施し生演奏ではないが楽器を持った5人のメンバーを従えて歌い踊る3人組。デスメタルにアレンジされたアイドルソング(笑)に激しくヘッドバンキングするオタども。いろんなものがメタとして存在している感じが近未来ぽい。なかなか味わった覚えの無い類のカタルシスを堪能しました。やる方もすごいけど、こういうのを考えたやつが一番すごいね。いやはや、すげえものを見させてもらいました。
■UP's Infinity
(Doll Factry)
楽器経験のない新人アイドルが、ガチで演奏できるバンドを結成するまでを追いかけるというスカパーの番組から派生したグループ。ちゃんと生演奏していましたけど、これぞザ・文化祭て感じのテクニック。でも偉いと思いますよちゃんとやってるんですよ。こういう子達に「ヘタクソ」なんて言っちゃ絶対だめなんですよ、わかってないですよ空気読めよおっさん。って思います。そこは息を飲んで見守るべき。でも本人達すげえ楽しそうでやってるのが良いです。これからどう展開するつもりなのか全然わからんですが、ちょっと気になる。数年後にはうっかりバカテクになったりしないか。
■しず風
&絆~KIZUNA~
(Doll Factry)
しず風(2名)と絆(4名)からなる6人組ユニット。ともに名古屋を拠点に活動しているローカルアイドルというのだが、バックバンドによる生演奏でいきなりラフィン・ノーズ「Get The Glory」で始まってびっくりした。その後もオリジナルを交えながらブルーハーツ、ジュンスカとなぜか80'sビートパンクの応酬だ。君たちマジでそういうの好きなのか?というのが非常に気になった。なんかプロデューサーの趣味だったりしたら嫌だな。そういうの超ありがちじゃないすか。いや誰が悪いわけではないんですが。でポゴってるオタのおっさんどもがリアルタイムでそういうの好きでしたとかだったらもっと嫌だな。これでいいのかビートパンク。いやなんでもないです。
■バンドじゃないもん!
(Doll Factry)
みさこ(神聖かまってちゃん)&かっちゃんによるツインドラムのアイドルユニット。って言われてもなにをどうするのか全然イメージできなかったのだが、とにかくステージにはドラムセットが2台、フリフリのアイドルコスチュームでドラムを叩き、歌が入るときは手を止めて振りに入る。ヒャダインが曲提供してるらしい楽曲は完全にそれっぽい。曲間のMCがまともにできてないままスイカ割りとか始まっちゃうし収拾がつかないのだが、これマジでやって行くんすか。ちょっとわかりにくい世界観ですなあ(笑)。
■テクプリ
(Sky Stage)
去年見て好印象だった仙台のローカルアイドル。ステージに現れたのは3人だけで、おや?また一人辞めちゃったか?と思ったら病欠なのだそう。去年はももクロみたく各メンバー色の違う衣装だったのが、それはもう止めたらしい。披露された新曲もちょっと路線を変えたか、渋谷系風ではなく胸キュン王道アイドル系のものになっていて、いろいろ軟化してるさまが伺える。いや、いいんじゃないですかね。なによりみなさん1年経ってぐんと垢抜けた印象。ゆきのちゃんばっかり見てました。ドロシー・リトル・ハッピーと比べると非常にインディーズな立ち位置であるように見えてしまうのだが、応援したいと思います。
■AeLL.
(Sky Stage)
これも去年見た。篠崎愛含む4人組。エコをテーマにしているならギチギチな打ち込みはやめて、アコースティックな歌モノへ行けと苦言を申し上げた私ですが、新曲はちゃんとアイリッシュ・トラッドをベースにしたカントリーぽい曲になっていて感心しました。やや異質なコンセプトを持ったユニットではあるのだが、ちゃんとしたエコ活動に取り組んでるみたいなのでエライと思います。
■バニラビーンズ
(Hot Stage)
後半の3曲だけ見れました。MCの安定感は今日見たアイドルの中でも群を抜いてる。あんたら漫才かっていうぐらいの。でこの人達、いわゆるダンスではなくポージングといって、えらい間延びした振り付けをやるんですが、オタが同じようにマネしてそのフリをやるのな。そのポージングは基本、女性モデルのそれなので、ステージに向き合ったオタが無言でそのフリをしてるという構図がすげえ変なのだ。でも本人達自ら「簡単なのでぜひみなさんもやってください」と推奨していたので、間違いではないらしいのだが、あれはなんだかなーと思ったぞ。
■でんぱ組.Inc.
(Hot Stage)
小沢健二とかビースティの「サボタージュ」のカバーをやってるということで、最近いろんなところで名前を見る人達。芸風はどちらかというとハイテンションなアニソン系の苦手なタイプなのだが、その2曲はハッとさせられるものが確かにありました。小沢健二大好きというサブカル的なものに通じたメンバーがいるらしいのだが、そういった趣向が作品に反映されたところで、その出来にはあまり影響が無かったりするのかも。逆もまた然りで。アイドルはそのへんのバランスが非常に難しいかもしれないなと思いました。そういえば2階から吉木りさが最後までノリノリでご覧になってました。
その後、セクシーオールシスターズとかもあったのですが、今年はおとなしく帰りました。物販エリアとかほとんど立ち寄らなかったのはちょっと心残りではあります。来年も行くかといわれればさすがに行かないと思う。なんつって去年も同じこと書いててウケる。
