午前中は福島県「夜の森桜のトンネル」を巡った旅の続きとなります。
平穏な春の到来?・前編 | まつ子の気まぐれ旅日記 (ameblo.jp)
〇4月12日・PM
夜の森の桜を見物していると時刻は12時台に。
思うことは1つ。ランチを摂りたいのである。
交通誘導をされていた地元の方に「この周辺で食事の出来る場所は有りますか?」と聞いてみる。
すると…
「喫茶店は少し離れた場所に1店舗ある」
「あとはキッチンカーがイベントの広場で何台か出店をしている」とのこと。
「コンビニなどは隣駅の富岡まで行かないと無い」とアドバイスをいただく。
なるべく復興応援を兼ねて、地元にお金を落としたいのですが、お金を使える場所が少ない。
つい数年前までは帰還困難区域に指定され、無人の場所であったことを感じさせられます。
なので、常磐線で1駅戻り富岡駅へ。
富岡駅構内の観光案内所を兼ねた売店で豚丼を購入。
富岡町内で営業をしていた鰻店「押田」さん。震災と原発事故の影響で明治時代から続く暖簾をおろしたとのこと。
避難生活を余儀なくされていると「食で故郷を支えたい」という気持ちを強く、若き後継ぎが思うようになり
伝統の「鰻のたれ」を使った豚丼を完成させたという。今は近隣の楢葉(ならは)町の国道沿いで「豚壱」さんという屋号で店舗を構えているそう。
甘辛い鰻のたれを染み込ませ焼かれた豚バラ肉。美味い!!
ふっくらと炊かれた白米を豚肉で巻いて美味さ倍増です!!
昼時でしたので、出来立ての豚丼が納品された直後であったらしく、大満足の「豚壱」さんの豚丼でした。
ごちそうさまでした。
(出来立て熱々が一番ですが、土産に購入をして「ひつまぶし」風にお茶漬けにしても美味しそう)
食後は常磐線を北上し浪江駅で下車。
駅から歩いて15分。道の駅裏手に流れる請戸(うけど)川の土手にあがってみました。
川沿いには1.5キロに渡る桜並木。約120本のソメイヨシノが植わるという。
先ほどの夜の森は観光客が多い印象でしたが、こちらは地元の方の散歩道といった雰囲気。
春の風と共にのんびりとした時間が流れます。
花より団子…いや、パンです。
道の駅で購入をした、メロンパンの生地でホイップクリームを巻いたコロネ。
カロリー高そうですが、美しき請戸川の桜並木との相乗効果でカロリー0です。
甘いものは別腹を楽しんだのでそろそろ家路に就きたいと思います。
浪江土産は焼きそばの麺ではなく、お惣菜店「ぽてと」さんの「ポテトサラダ」
ほぼほぼ毎回の様に購入をしている気がします。
お弁当やお惣菜もハズレ無しなのですが、ポテサラは特に絶品なんですよね☆
今回も、福島県相双地域。お邪魔しました。また寄らせてもらいます。
駆け足しとなりましたが、福島県相双地域への日帰り旅。
数年前までは原発事故の帰還困難区域の春の光景に癒されました。
まだ、立入りが制限をされている地域も多くあります。今回訪問をさせていただいた夜の森や浪江地域。
桜のイベントが再開され数回目の春とはいうものの、コロナ禍もあり、本格的にイベントを開催できることは今年からだという。
桜の木の下で14年振りに賑わいをみせる光景。幸せをより多く感じられました。
震災と原発事故以降、住民0人となった地域。
課題はまだ多くありますが、平穏な生活へのスタートの春へと進み始めたことでしょう。
原発の再稼働や廃炉。処理水問題など賛否ありますが、安心をして生活が出来る明日であることを願いたいです。
今回も旅日記の閲覧をいただきありがとうございました。