毎年の事にはなりますが、春の青春18きっぷが発売されると5回分の通用の内、
1~2回分は桜見物に出ようと4月の有効期限ギリギリに使用することが多いです。
しかし、今年の桜の見頃は全国的に遅く、新潟方面の旅日記でも記した通りドンピシャとはいかないものです。
青春18きっぷの使用期間が終わると同時に、関東から南東北にかけて桜が見頃を迎えましたので出掛けてきました。
*上記画像は2021年3月末・今回の訪問地での撮影です。
〇4月12日・AM
「青春18きっぷ」の利用では無いので、都心から特急・ひたち号に乗車をしても良かったのですが、鈍行列車で先回り。
料金の節約もありますが、購入をしてみたかった駅弁もあり、水戸駅から「ひたち1号」に乗車。
それでは、旅のスタートです。
購入をしてみたかった駅弁とは「あんこう三昧弁当(1200円)」です。
近隣の大洗港周辺は「あんこう」が名物。早速、駅弁タイム。いただきます。
あっさりと白身魚の様な味わいの味噌煮。
鶏肉の様に歯ごたえのある食感の唐揚げ。
そして、ふんわりと味わいの広がるあん肝。
その名の通り『あんこう三昧』。
ちょっと痛風になりそうな組合せなのかもしれませんが、今回も「プリン体0」のお茶割りを飲酒していますので、プラマイゼロということで…
朝から名物駅弁を美味しくごちそうさまでした。
高萩駅に到着をする間近に、車内販売のワゴンが通りかかる。
せっかくなので例の「スゴイカタイアイス」を購入。
販売員のお姉さんからは「硬いですので、暫く置いてからお召し上がりください」と念を押される。
下車をする、いわき駅まで約30分。食べごろはいつなのか?間に合うのか?
購入をして約15分。福島県に入り勿来(なこそ)駅に停車中…
まだカチカチです!!
購入をして約25分。福島のハワイこと湯本駅に停車中…
やっとスプーンを刺すことが出来る。
購入をして約30分。いわき駅に到着。
食べごろを迎えました!!
皆様は車内でバニラアイスを購入の際は、下車駅までの時間配分にご注意くださいね☆
常磐線を北上し、夜ノ森駅で下車。
駅前の桜が優しく迎えてくれます。
桜の美しさとは半面に、駅前は広大な空き地と廃屋が目に写ります。
そう。この周辺は原発事故の影響で立入りを禁止されていた区域。
4年程前に立入り制限が緩和され、街の整備復興が始まり、家屋の建替えや取り壊しも進んだ様に感じ取れますが
13年という歳月が止まったままの光景も点在することも、現状なのです。
春の桜と初夏のツツジ。花の街である福島県富岡町夜の森。
駅から歩いて数分にある 桜の基準木。満開と語って良いでしょう。
震災・原発事故・コロナと明るい話題の少ない十数年ではありましたが、今春も美しい姿を奏でています。
*ツツジは夜ノ森駅構内に彩り、初夏の風物詩でありましたが、原発事故による除染作業で消失。
その後の沿線有志の皆様の協力もあり、苗木が植えられました。震災前の風物詩の光景の復活を願います。
全長2.2キロ。L字型に続く桜の並木道。
樹齢100年を越す樹木をはじめ、約420本が植わります。
先の桜並木とほぼ同位置の3年前の画像です。
当時は立入り制限が緩和されたとはいえ、多くの区域は除染作業が進まずにフェンスで閉ざされていました。
2枚の桜を比べると、現在は枝木がサッパリとした感じに見受けられます。
この当時は、震災以降は立ち入る事が出来ずに剪定が出来ていなかったのでしょう。
2021南東北の桜たち | まつ子の気まぐれ旅日記 (ameblo.jp)
地域住民の数は、まだ少ないのでしょうが、春を楽しむ観光客で賑わい
桜のトンネルの美しさに、過去の出来事を忘れさせてくれるかの様です。
しかし、町内の主要箇所に放射線を示す線量計が設置され、原発事故の被災地域であることを語っているかの様です。
いつになったら、線量計の要らない安心して生活を出来る環境になるのでしょうか?
放射線量については無知な私ではありますが、屋外と屋内の数値に差があるものだと感じさせられました。
午前中の旅の様子はここまで。
午後は、もう1箇所 桜見物をした後に帰路に就く行程です。
併せて閲覧をいただければ幸いです。
平穏な春の到来?・後編 | まつ子の気まぐれ旅日記 (ameblo.jp)
桜の美しさと、福島県相双地域の今を共感していただけますと幸いです。
今回も旅日記の閲覧をいただきありがとうございました。