まつ子の18きっぱーず「春探しの旅」復路 | まつ子の気まぐれ旅日記

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*以前はグリーとyahooのサイトにて簡易ブログを記しておりました。
許容量オーバーとブログサイト閉鎖の為、こちらでお世話になります。

前日は磐越西線で新潟入りをした旅の続編となります。

まつ子の18きっぱーず「春探しの旅」往路 | まつ子の気まぐれ旅日記 (ameblo.jp)

 

 

 

〇4月8日

線路沿いの定宿のマイルーム。

通常であれば、晩酌をしながら終電まで眺めて居るのですが、疲れがたまって居るのか爆睡。

気付けば朝一番どころか通勤ラッシュの始まる7時台の目覚め。

寝坊気味で時間も押しているので、朝食を摂らずにチェックアウトです。

 

越後線を西へ1時間。分水駅で下車。

日本海側の新潟県にも春の訪れを知らせている様です。

 

桜並木のある向かい側のホームへ。

「見頃を迎えた」というよりかは「咲き始めました」といった雰囲気。

まだ1~2分咲きなのでしょうが、雪国の春の訪れ。嬉しさを感じる瞬間です。

 

駅から歩くこと10分。大河津分水(おおこうづぶんすい)に到着。

信濃川の治水対策で江戸時代から計画をされていた分水路。

水路の堤防には約2600本の桜が植わり「日本さくらの名所100選」のひとつとなっています。

 

駅の桜と同様に、つぼみが開きはじめた様子。

立派なソメイヨシノも雪の重みからか 一部の枝が下がり、枝垂桜の様になっています。

 

地面につきそうな枝からは、温かな大地からエネルギーも貰えているのか、美しく桜が開いていました。

春の短い間の美しさの中に、生命の力強さを伝えているかの光景です。

 

朝食がまだでしたので、お花見をしながらのお握りタイムと思っていたのですが

お花見には少し早かった様子。仕方が無いので…

 

堤防から鉄見酒。新潟米の旨味と定番の緑茶割。

上沼垂のハムサンド…いや。越後線の車両のジョイント音に癒されながら春の朝を寛ぎます。

※「上沼垂」を読めたら、新潟の出身か鉄分多めの方ですかね?(あと地酒好きかな?)

 

午後からはバスで移動し弥彦方面へ。

昨年も同時期に訪問をしているのですが、昨春は桜も散り気味かつ降雨で駅前だけの散策でした。

今年は彌彦神社様まで散策をしてみました。

 

周辺の桜は陽当たりによっては美しく春を彩ります。

全体的には5分咲きの様子。もう暫くは遅咲きも含めて春を楽しめそうな弥彦周辺です。

 

ご神体の弥彦山の山麓に鎮座をする彌彦神社様。

創建時期は不詳とされていますが、古事記にも記されている越後国一宮のお社です。

 

長岡市在住の祖父と祖母が健在であった幼少期に参拝に訪れている私ですが記憶には無いものの

鹿と戯れていたという記憶だけはしっかりとあります。

遠足や修学旅行もそうですが、幼少年期の記憶って神社仏閣よりも「何をやったか」という記憶の方が残るのですかね?

当時の子孫の鹿かはわかりませんが、あれから40数年を経過したオッサンを鹿が見つめてきます。

 

バスと列車を乗り継ぎ、帰路は新津駅で下車をして、鉄道資料館に立ち寄ろうと思ったのですが

寝過ごしてしまい、列車は亀田駅に停車中。

「カメダ・ニイツ」と駅の順番を寝ぼけながら確認。

「ツイニ ダメカ…」と新津訪問は諦め新潟駅へと進みます。

 

新潟駅の手前では新幹線と並走。見慣れない新幹線が追い抜いて行きます。

おぉ!! East i じゃないかぁ!?

線路設備の点検を目的で運行ダイヤは公表をされていない事業用の新幹線車両です。

これは、直ぐに新幹線ホームに向かえば、撮影出来るかな!?

 

少し前の秋田新幹線に似たフォルム。

やはり車両は秋田や山形区間でも走行が出来る様にミニ新幹線のE3系をベースに開発されたそう。

在来線用の「East i-E」は何度か見た事はあるのですが新幹線用は初めて見ます。

珍しい車両に出会うために新幹線ホームに入場。帰路の新幹線までは時間がありすぎる。

訪れたかった新津の鉄道資料館に戻っていては、帰路の新幹線に間に合わない。

まぁ、レアな新幹線と出会えて逆に良かったのかな?

 

なので、後続の新幹線に乗車をし長岡で途中下車。

駅ビル内のフレンドさんでご当地グルメの「イタリアン」で遅めのランチとします。

焼きそばにミートソースを掛けた新潟県下にしかないと思われる組合せ。

新潟市の「みかづき」さんと長岡市の「フレンド」さんが有名ですが、

前者はフォーク。後者は箸で食すのが流儀となっています。

 

今回は餃子とのセットの「ペア(500円)」をいただきます。

学校給食の様な柔らかめの淡い味わいの焼きそばに挽肉多めのコク深いソース。

そして、餃子はニンニク不使用とのことですので、新幹線移動の口臭にも安心です。

「焼きそば+ミートソース」+「餃子」と不思議な組み合わせですが、これが長岡スタイルな気がします。

小中学生の頃だったと思いますが、市内の親類宅で「フレンド」さんの話題が出ると、

叔母が「食べたことないの?買ってきてあげる」とイタリアンと餃子を食べさせてくれた思い出。

懐かしさと素朴な味わいに、今回も美味しくごちそうさまでした。さてと帰ろう。

 

帰路の新幹線では軽く晩酌。

上越新幹線では大辛口の柿の種をアテにすることの多い私です。

つい先ほどは懐かしい味わいに少年期の舌に戻って居たので、大人の味わいを接種。

幼少期に弥彦の鹿との思い出の頃は「在来線特急・とき」で上野駅まで3時間位は要していた移動時間。

今では新幹線に乗ってしまえば、上野や東京まで小一時間。上越国境は短くなったものです。

 

先ほどから食してばかりですが、帰宅後は晩餐に新潟駅で購入をしていた

「焼漬鮭ほぐし弁当(1300円)」をいただきます。

焼漬鮭(鮭の焼漬)とは馴染みのない方は多いと思いますが、焼き鮭を「みりん」や「醤油」の濃い目のタレに染み込ませた新潟の保存食。

越後の白米と一緒に食しても良し。越後の銘酒と併せても良し。慣れ親しんだ逸品に美味しくごちそうさまでした。

(これに箸休めで「かきのもと」が添えられていれば更に嬉しいかな?)

 

今回は遅めの春を探しの周遊旅。

最新の観光列車の乗車と咲き始めた桜見物。春の鉄道ダイヤ改正と桜の開花の組合せ。

春を楽しめる大満足な旅となりました。

2日目の寝坊と寝過ごし。自己の疲れも感じられはしましたが健康第一に精進したいと思います。

今回も旅日記の閲覧をいただきありがとうございました。