日本が真の独立国になるために、国民が歴史の真実を知り堂々と世界に発信を…山下英次氏との対談第7回 | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 日本人が戦後の洗脳から脱する「読む解毒剤」、『日本よ、歴とした独立国になれ!』の著者である山下英次博士との対談シリーズ第7弾(最終回)では、私たち日本人が堂々と怯まずに、正しい歴史認識を国際社会に発信していくべきことが提唱されました。それは戦争の最大の被害国であった日本にこそ資格があり、役割でもある。

 歴史の評価が確定するには、概ね100年を要するそうですが、まだ戦後79年。WW 2 終了後100周年の2045年に向けて、新たな歴史的評価や解釈が、今後20~30年、どんどん出て来る。

 「歴史修正主義者」(revisionist)と批判する人々は、真実を陰謀論として耳を傾けようとしない人々と同様、非科学的な守旧派といえるでしょう。「ロジックで堂々と勝負しろ!」ということ。自由な社会で人間にとって重要なのは、常に適切な改定(revision)を求めていく姿勢。

 同時に、私たちは共産主義を侮ってはいけない。トロツキー一派が米国政府を使って世界革命を画策し、最近ではネオコンとして米国政権を動かしてきたことも、左翼が「ポリコレ」によって米国を分断してきたことも有名な話ですが、その矛先は米軍にまで向かっているようです。

 歴史の浅い米国には「古き良き伝統」やしっかりした保守主義が根付きにくく、急進思想に席巻されやすい。これに対し、世界一長い歴史を誇る日本こそが、健全な常識で左翼による破壊工作から自由主義を守る砦になるべきなのかもしれません。

 ただ、現状では日本人自身が、日本は戦犯国であり、一方的に悪いことをした国とのGHQ以来の洗脳の軛から脱することができず、左翼は現在も、さまざまな形で日本への浸透工作。その現われが、学術会議やLGBT理解増進法だったことは言うまでもありません。自民党にも左翼はじわじわと浸透、最近の「安倍派」追放はその決定打…?

 やはり、私たち国民一人一人が正しい歴史的事実の認識を本格スタートするしかありません。山下氏は誕生日プレゼントに本書を勧めています。必ず感謝されるだろうと。ぜひ、英訳して、海外の人々にも読んでほしいですね。

 

◆特番『日本よ、歴(れっき)とした独立国になれ その7 独立国になるために日本は何を為すべきか?(下)』ゲスト:大阪市立大学名誉教授・山下英次氏

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●戦勝国史観を覆す主張の対外的展開を

・まずは民間から、こうした主張を積極的に英語で展開すべき;英語力と言うよりも、話す内容の方が重要。

山下の事例

① 2018年8月、ジュネーヴ国連の人種差別撤廃委員会(CERD)日本審査におけるCERD委員とNGOとの間の小規模会合;日本が1919年のパリ講和会議/国際聯盟規約起草委員会で、人種差別撤廃提案を行って以来、翌年で100周年を迎えるタイミングだったので、そのテ―マについてスピーチ。

「日本の人種差別撤廃提案100周年に向けて」=戦勝国史観を根底から覆す内容。

→委員が膜でゅがる報告、慰安婦報告書を欠いた人、停滞教関係者などに偏り、反発された。国連は「国連屋」と言われる人たちで固めている。

 

② 2018年12月、イスラエル日本学会(IAJS)における報告(於・テル・アヴィーヴ大学);報告テーマ「日本の人種差別撤廃提案100周年:日本のパイオニア的な努力のプリズムを通じて近現代史の真実をレヴューする」、基本的には①と同じテーマ。

;米国・欧州など世界中から日本研究者が集まっていた

;研究者の多くは左翼的なので、私の報告が気に入らない人たちが多くいて、Q & Aセッションで、随分敵対的な質問やコメントを浴びた。日本の戦前=帝国主義との認識。

 

③ 2019年9月、米ミーゼズ研究所主催の『リバタリアン・スカラーズ・コンファレンス2019』における報告(於・NYのキングス・カレッジ)

;テーマ=「GHQが戦後仕掛けた〈巨大な洗脳の檻〉:小野田寛郎さん以外は全員洗脳された !1945~1952年」。

;この学会は、フランクリン・ルーズヴェルト嫌い(”FDR haters”)が多いことから、ここでは、私の主張はむしろ好意的に受け止められた。

;しかし、他方、米国民の歴代大統領の人気投票で、FDRはジョージ・ワシントン、エイブラハム・リンカーンと並んで、いまだに、常にトップ3の一角を占めている。つい最近ではFDRがトップ。➡ 多くの米国民は、いまだにFDRに騙され続けている。

・戦勝国史観を根底から覆す主張というのは、以下を意味する。

;従来「日本=悪、アメリカ=善」➡ 今後「日本=善、アメリカ=悪」

 政府が言うわけにはいかないので民間が。

*しかし、米国でのこの種の発言には、場所を慎重に選ぶべし∵ アンティーファ(antifa)など暴力的な左翼から攻撃さる危険性があるので。

 

・「リメンバー・パールハーバー」とはもう言わせまい➡ 「リメンバー・ザ・ハルノート」(”Remember the HullNote”)

; 「リメンバー・パールハーバー」などという日本を何重にも侮辱する警句を、日本人として決して許してはならない。

;日本人にとってだけでなく、米国人にとっても、全世界の非社会主義圏の人々にとっても、 「リメンバー・ザ・ハルノート」は重要な意味を持つ警句。

-米国人にとって=2度と自分たちの大統領には騙されまい

-世界の人々にとって=2度と共産主義者の手口には乗るまい

そういうメッセージになる。

 

●リヴィジョニストだとの批判にどう応えるか?

・戦勝国史観を覆すような主張をすると、歴史修正主義者(Revisionist)だと批判される。

;しかし、そう言われても、後ろめたいと感じる必要はない。議論自体は必要でしょうと。

・歴史認識については、われわれに理があるのであり、敢然と反論すべし。

;スローガン的に平たく言うとすれば、「怯むな!」、「恐れ入るな!」、「逆にチャンスと思え!」、「ロジックで堂々と勝負しろ!」ということ

・論理的・科学的必要に応じて、歴史の見方を修正することは、何らやましいところなし。

 

・リヴィジョン(revision)は、本来良い意味のはず;如何なる分野においても、リヴィジョンなくして進歩はない。リヴィジョンの否定=進歩の否定

 

・一般に、100年は経過しないと、歴史の評価は定まらない。

;2024年=WW 2の熱戦の終了からまだ79年

➡ いま新たな歴史的評価・解釈が出てくることは当然。そろそろ出てくるとき。その主役は被害を受けた国である日本。最も資格のある国。

・新たな歴史的評価・解釈を認めないという態度は非科学的。

WW 2 終了後100周年の2045年に向けて、新たな歴史的評価や解釈が、今後20~30年、どんどん出て来るであろう。

 

・自由な社会における開かれた心の人間にとって重要なのは、常に適切な改定(revision)を求めていく姿勢である。

;特にわれわれ研究者は、真実の探求者(inquirer)リヴィジョンを求め続ける存在。

 

・他人をすぐに、リヴィジョニストだと呼びたがる人々は、非科学的(unscientific)であり、真の意味の知識人の行動とは言えない。

・われわれをリヴィジョニストと呼ぶ彼らが、一切の改定を認めないというのなら、彼らを、「守旧派」もしくは「固陋なる守旧派」と呼びたい。

 

 

●共産主義への警戒を常に怠るな

・共産主義者の周到な計画と長年にわたるゆるぎない活動。感心するぐらい。

;1937年7月、毛沢東の指令「日中戦争を共産党の党勢拡大のチャンスと捉えた長期計画」。

 自分では戦わず、国民党と闘う。勢力の10%だけ対日戦争にと明言

➡中華人民共和国の誕生に。

;1937年10月~、延安における日本兵捕虜に対する中共の周到な洗脳工作。捕虜を厚遇。それが成功し、米軍が見習った。GHQによる洗脳政策に。

 

・自由主義世界は、開かれた大らかな社会➡共産党などに周到に計画され、長年にわたり、一点突破で狙われるともろい面があるかもしれない。

;保守主義の人と思っていた政治家がいつの間にか左翼的に

 

・米国社会の左傾化傾向;ポリティカル・コレクトネスの行き過ぎ

;大学教授のほとんどすべてが左翼になってしまった。

かつて;「2:1」or「4:1」➡2016年;「10:1」に。

cf. ルキアノフ & ハイト『傷つきやすいアメリカの大学生たち』(草思社、2022年)。

LGBTに反対すると大学にいられなくなる…。

 

;2021年、米軍内でマルクス主義思想が支配的になっていると警鐘を鳴らしたマシュー・ローマイヤー中佐が解任。

-M. ローマイヤーは、空軍士官学校卒の米宇宙軍ミサイル警報大隊所属のエリート将校。

-彼の著書『抵抗できない革命:マルクス主義の目的は米軍の征服と解体』。

 

*米軍と人民民解放軍に関する余談;米軍は、現在、5軍(陸海空3軍、海兵隊、宇宙軍)

宇宙軍の創設=2019年12月

;人民解放軍は、現在、4軍(陸海空3軍、ロケット軍)

ロケット軍の創設=2015年12月

中国は、米軍の宇宙軍より4年も早い時期に、ロケット軍を創設

➡ 戦力としてのロケットにいかに力を注いでいるかが分かる。

 

・共産主義への感染という意味では、そもそもアメリカはかなり危うい国なのではないのか?;「古き良き伝統」と言ったものがこれと言ってない国。

➡しっかりした保守主義が育たない。

➡ 新しいものに飛びつき、progressivism(急進主義)に侵されやすい。

 

・バイデン政権は、ネオコンの影響力が大きいようだ。

・ネオコンは、元々、レーニンが死去した1924年以降、ロシアから米国に渡ったユダヤ系の世界共産主義革命を目指すトロツキイストたち。本当に保守主義なのか?

;トロツキーは、レーニン後の後継者争いで、スターリンに敗れ、メキシコに亡命 ➡ 最終的には殺害される。

元々は左翼で民主党、ブッシュジュニアから共和党にも。

;ネオコンは、いま、米国政府を操り、世界中で民主主義革命を目指している。

NEDもそれに伴走。全米民主主義基金(NED)、1983年設立、米議会が資金源。世界の民主主義化をめざす。;以前はCIAが秘密裏にやっていたことを、公然と行う機関。これとネオコンが一緒に。

 

 

●私たち日本人自身から…まずは本書を手に

・日本でも、戦後、GHQが作った組織で、いまだに共産党が実質的に支配しているところがいくつもある。日弁連など。学術会議も。

2023-04-01、「こども家庭庁」の創設、2023-06-23 発効、「LGBT理解増進法」、2022年度から高校の必修科目になった「歴史総合」。

;日本学術会議を舞台に、偉人をなるべく取り上げないように工作。偉人を取り上げると日本に誇りを持てるようになるから。

 

・共産主義者も、日本で大革命を起こすのは無理と見ているのかもしれない。

;しかし、政治家や官僚など社会の支配層に浸透して、足元から日本社会を徐々に衰えさせようとしているかのようだ。自民党にもかなり浸透。

 

・本書は、GHQの洗脳から脱脚するための「読む解毒剤」の提供。

;多くの人々に読んでいただき、洗脳から脱していただきたい

➡ それが、日本の真の独立への道

7回にわたって解説してきたが、語れないことも多かった➡ より詳しくは、是非、本書をお読みいただきたい。

 

・例えば、知人の誕生日のプレゼントにはどうでしょうか?

:それを機に、その方の洗脳が解けたとしたら、大いに感謝されるのではないでしょうか?