大晦日の夜にAI(人口頭脳)を巡る討論が放映され、これにパネラーとして出演しました。
「AIは人間と世界を変えるか?~大晦日スペシャル~」。チャンネル桜、「日本よ、今…闘論!倒論!討論!2017」、12月31日20時~23時放映。
私は人口頭脳の専門家ではありませんが、東大大学院(Sisoc)でサイバーセキュリティーに関する政策提言に携わっていることに加え、現在、AIと未来社会のあり方を研究するPHP総研の「PHP未来倶楽部」のメンバーであることなどから、お声がかかった次第です。
科学技術の予想を超えた急激な進歩に、社会や人々の意識や、そして政治が追い付けるのかという深刻なテーマがこれからの人類社会には突き付けられていくと思います。
ユーチューブにアップされたのでお届けします。
パネラーが8人ですので一人当たり発言時間は短いですが、私がまとまって1分以上発言している部分だけでも、お時間のある方はご覧いただければと存じます。その箇所は後記のとおりです。(冒頭からの経過時間表示で示してあります。)
松田まなぶの発言部分(1分以上の発言部分のみ)
〇11:43~14:51…深層学習、シンギュラリティーを経て、いずれ未来社会では政治も全てAIが決めることになるという説もある中で、「保守」はどういう立場をとるべきかという問題提起。
〇52:45~54:04…自然人、法人に加え、AIにも人格を認めて納税させるべきだという議論(「AI人」論)の紹介とコメント。
〇1:39:31~1:40:33…世界中のハッカーたちがハッキングやサイバー攻撃能力を競い合う米国でのデフコンの模様の紹介。
〇2:17:43~2:25:26…私が最も総括的な発言をした部分。途中で色々な方々のコメントが入りますが、ベーシックインカムとヘリコプターマネー、AIが人間をどのように変えていくのか、私たちはAI革命にどう向き合うべきかを論じています。
当初は、AIとて人間がプログラミングすることで動くコンピューターに過ぎないとしていた理科系出身の財務省の先輩である高橋洋一氏も、この討論を通して、最後は、進化というプログラムをすれば話は別かもしれないとおっしゃるようになりました。
AI革命で、私たちの現実的な想像を超えた未来が待っていることだけは覚悟しておかねばならないと思います。今年は未来を展望する年に。