松田まなぶ 農林水産委員会でも質問、林大臣に日本の農業再生策を提案。 | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 日本の農政は、今通常国会で大きな曲がり角に立つことになるかもしれません。4月16日、前日の法務委員会での質疑に続き、今度は衆院農林水産委員会でも「出張質問」に立ち、林芳正・農林水産大臣に私が考える農業再生への道筋をぶつけてみました。関税から交付金(直接支払)へと日本の農政が転換していくに当たって、私が取り上げたのは、農業に新たな担い手を呼び込む「イ農ベーション」、南足柄市の取り組みでした。そして「農業マイスター制度」や、農協に新たな存在意義を開く組み立てる改革へと論を進めました。農協に関しては、私の質疑は日本農業新聞でも報道されました。



 質疑の様子はこちらから「松田学」を選択して動画をご覧ください。
 
 報道された記事(日本農業新聞)については下記の写真をご覧ください。


 この質疑は農林水産委員会の理事をしている日本維新の会の村岡俊英議員からの依頼を受けたもので、私としては、審議されている法案の内容よりも、日本の農業を多くの担い手が参入する魅力ある産業へと蘇生させるための新提案に力点を置きました。意欲ある人、がんばろうとする人ががんばれる社会、「職業選択の自由がない」日本の農業も、その舞台にならねばなりません。戦後の改革は地主からの農地解放でしたが、いま必要なのは、既存の零細農家からの「第二の農地解放」です。

 私の質問のポイントは「松田まなぶの論点 農政と農協のイ農ベーション」にまとめました。そちらをぜひ、ご覧ください。
 


 
 私がテレビ神奈川の私の番組で何度も取り上げた、「兼農サラリーマン」で有名な南足柄市の古屋富雄さんの取り組みを、国会で初めて取り上げさせていただきました。この、都会から人を呼び込んで就農者までステップアップできる仕組みは、ぜひ、全国に普及させたいものです。また、今後の農政が従来の国境措置から直接支払へと舵を切るに際して、そのスタートになるのが、今回の法案です。どうせやるならば、ドイツの農業マイスター制度のようなものまで考えてはどうか。直接支払の交付金を意欲ある営農者に集中する日本版マイスター制度の提案です。農協も、既存の「小さな幸せ」にしがみつかせてしまう「壊す改革」を突きつけたところで、改革は進みません。やはり、未来の「大きな幸せ」を描いて、それぞれがかけがいのない自らの人生を背負った当事者の皆さんが納得して進んでいけるビジョンが必要です。
 それは政治の役割です。未来を描き、未来を競い合う政治へ。林農水大臣には、最後に、10年後、20年後の日本の農業や農村の姿は何か、それを大臣としてきちんと描くべきではないかと質しました。
 今後も、日本の本質的な論点をぶつけながら、国会を未来に向けた大局的な議論の場へとバージョンアップしていきたいと思います。