松田まなぶ 関西経済界との議論交流 | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

地方からの経済維新、関西経済界と議論交流。

 大阪市内で1月17日、関西経済界の方々と日本維新の会の国会議員が経済政策を中心に、議論を交わしました。これは、私が座長を務める「経済維新・規制改革」PTのプロジェクトとして実施したもので、本PTが昨年6月、石原慎太郎・共同代表に提出した報告書「異次元の経済へ、維新のとき」を地方の経済の現場で活躍する企業経営者の皆さまにぶつけ、忌憚のないご意見をいただこうとしたものです。
 大阪の地元経済界からは、関西経済界の重鎮である関西電力の藤洋作・顧問を始め、中小企業の経営者など併せて12名の方々にご出席いただき、維新の側からは、私以外は主として関西を地元とする国会議員でしたが、併せて18名が参加しました。参加者は後記のとおりです。



 会は、PT座長として報告書をとりまとめた私が説明者と司会の役を務め、最初に維新の側から、谷畑孝・衆議院議員(日本維新の会代議士会会長、関西経済研究会会長)と、松浪健太・衆議院議員(同国会議員団総務会長代理)が挨拶、私から報告書と維新が応援する大阪府・大阪市の国家戦略特区構想などについて報告したあと、経済界の皆さまから順次、ご発言をいただきました。維新への期待や要望もあれば、最近の維新の状況に対する手厳しいお叱りもありましたが、政治的な意味合いのない、経済の議論を中心としたこの場でも、大阪の経済人の皆さまから、維新がめざす改革に対して熱い期待が寄せられていることを心強く感じました。
 多くの有権者の支持を得て国会で大きな存在となった私たち維新として、期待に十分に応えられるような具体的な成果を出すよう、気を引き締めて全力で取り組んでいかねばならないことを強く再認識させてくれた場となったと思います。橋下共同代表はじめ維新の幹部が他の重要行事と重なり出席がかなわなかったことは残念でしたが、これから始まる通常国会にどのように臨んでいくかを考える上でも、維新が重視する「現場」の皆さまから参考になるご意見が多数出され、所期の成果はあげられたと思います。
 そもそもこの会は、私としては次の趣旨で企画したものです。①日本維新の会としての独自の立場からアベノミクスに対抗し得る経済政策を策定すべく、「地方の成長戦略」の第一弾として、維新発祥の地である大阪(関西)の経済界と広く意見交換を行い、民意を吸い上げること。②これに基づき、国政政党として国会論戦にぶつけ、維新としての独自の存在を高めるとともに、大阪の意向を国政に反映させ、関西経済の飛躍に資すること。③この議論の動きを国家戦略特区や大阪都構想にもつなげていくこと。
 「統治機構の改革」は大事ですが、有権者の立場からみれば、それによって経済や住民の生活はどうなるのかの実態論が大事です。次の社会、「ネクスト・ジャパン」のあるべき姿を組み立て、そこから成長を興していく、だからこのような統治機構改革が必要、という論理で説明できるような政策体系を、維新自身が築くべきです。

 そのような考え方からまとめた報告書「異次元の経済へ、維新のとき」もご覧ください。



 私は、「地方から国を変える」を標榜する維新が、第三の矢の成長戦略の中身に乏しいアベノミクスに代わるものとして打ち出すべき路線は、「地方の成長戦略」だと思っています。国家主導でおカネを積んだだけのアベノミクスには、いまのところ、日本経済の一部に芽生えた明るさが全国津々浦々に及んでいくような実態はありません。各地方、各地域ごとに経済成長の組み立て方は異なっていると思います。それぞれの地域の実情に応じて、地域の関係者自らが自らの将来像を考え、納得をもってチャレンジできるような地に足の着いた戦略を、地方のイニシアチブで構築してこそ、日本経済の持続的な成長が実現できると考えています。
 この場で経済界の方々から寄せられたご意見などについては、改めてご報告いたします。
 私は、この「地方の経済戦略」を地域主導の国民運動に広げていきたいと考えています。維新発祥の地でスタートした次は、神奈川県の番です。
 
[大阪経済界からの出席者] ※敬称略、順不同
藤洋作・関西電力株式会社顧問、更家悠介・サラヤ株式会社代表取締役社長、山中武志・株式会社オークハウス代表取締役社長、秋本孝幸・大洋薬品大阪販売株式会社代表取締役、田窪久人・株式会社ムツキ代表取締役、杉野政史・株式会社オージー塗装工事代表取締役社長、笹川忠志・株式会社エスティプランニング代表取締役社長、板脇孝男・株式会社美研プランニング代表取締役社長、杉山知三・R&Cマネジメント代表取締役社長、山本博史・小倉屋山本代表取締役社長、岡本安明・岡安商事株式会社代表取締役会長、香川芳江・香川メディカルグループ理事長
[日本維新の会からの出席者]  ※敬称略、順不同 ○は本PTメンバー
・衆議院議員:谷畑孝(大阪14区)、松浪健太(大阪10区)、阪口直人(近畿比例)、○足立康史(大阪9区)、上西小百合(近畿比例)、浦野靖人(大阪15区)、遠藤敬(大阪18区)、○木下智彦(大阪8区)、新原秀人(近畿比例)代理、杉田水脈(近畿比例)、○田沼隆志(南関東比例)、馬場伸幸(大阪17区)、○松田学(南関東比例)、○丸山穂高(大阪19区)、三木圭恵(近畿比例)、三宅博(近畿比例)、村上政俊(大阪4区)
・参議院議員:清水貴之(兵庫選挙区)