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質疑の様子について、こちらから松田学を選択して動画をご覧ください。
今回、私が取り上げたテーマは、沖縄問題、日本版NSC(国家安全保障会議)の創設、公務員制度改革(幹部職員の人事を一元管理する内閣人事局)、そして経済成長と財政再建とを両立させる道筋についてです。
質問の内容をまとめたものは、こちらをご覧ください。
さて、党の沖縄PTとして4月に沖縄を訪問し、仲井真知事ほか関係者と意見交換をした者である私にとって、どうしても国会質問で投げかけたいことがありました。それは沖縄のことです。
沖縄は特別な歴史を背負っている地域で、それによって形成されてきた独自の住民感情を理解しなければ、基地問題解決の答えはみつかりません。長い差別の歴史に加え、先の大戦では沖縄戦は住民の犠牲者数でも世界の戦史に残る悲惨なものとなりました。そして戦後は、米軍基地の存在が沖縄の自立的な発展を妨げてきました。
私たち沖縄PTは、こうした沖縄について謙虚に学び、沖縄の人たちとともに沖縄の自立的な将来を考えようとするものです。多くの日本人は沖縄についてあまりにも知りません。「アメラジアン」という言葉がありますが、この言葉も知らない日本人が大半です。これは、アジアに派遣された米国の軍人などとアジア人女性との間の子を意味する言葉です。沖縄では毎年300人とも言われます。そのすべてがそうではないとしても、少なくとも、一部の兵士の心無い行為によって沖縄の女性の人権が傷つけられ、ひいては日米同盟が損なわれるという事態は、絶対にあってはならないものです。
今回の質問で私が発したこのメッセージ、誰が発していたかを思い出していただければと思います。誰も否定できない正しいメッセージなのではないでしょうか。菅官房長官も、沖縄の負担軽減に努力していきたい旨、答弁されていました。
私たち日本人、特に若者は、もっと日本の歴史を知らなければならないと思います。明治の日の制定は、自国の歴史に対して国民が思いを馳せる契機になると思います。その点も、菅長官に確認しました。
日本版NSCについては、それが有効に機能するためには、諜報機能などの実働部隊を内閣官房自らが持たなくてはならないとの観点から質問しました。
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公務員改革については、日本全体の雇用慣行や社会システムそのものを変革するぐらいの覚悟が必要であることを指摘しました。
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最後に、政府がこれから策定する中期財政計画を経済成長の道筋と整合的に示すことは、極めて困難な作業であることを指摘しました。アベノミクスはおカネを積んだだけです。必要なのは、おカネが回っていく仕組みを創ることであり、これは既得権益や特定の利益集団の票をあてにしている政党にはできない作業です。日本の経済成長のためにも、日本維新の会でなければ果たせない役割が必要になっています。
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今国会では、私の質問もこれでほぼ一段落かと思います。コンテンツのレベルでは妥協せずに、自民党政権と原理原則をどこまで共有しているかを確認しつつ、是は是として応援し、非は非として警告し、次なる日本に向けて建設的な提案をする。こうしたスタイルを続けさせていただいた15回の質問でした。