Q 2024.1.11「Q&A3903 28歳、流産10回、出産出来るのでしょうか」で回答ありがとうございました。
あの後、結局7週ごろで稽留流産になり精神面がかなり参ってしまい半年ほど治療を休みました。治療を開始すぐにTORIO検査をし、着床が人より少し早い以外は問題ありませんでした。先月それを踏まえてクロミッドを飲み、排卵間近にオビドレル?を投与し、確実に排卵日を確定してタイミングで妊娠に挑みました。結果は妊娠でき、排卵後からルトラールを服用し妊娠4週3日でIVIGとイントラリピッドを投与、妊娠5週3日で胎嚢10.4mm卵黄嚢確認、妊娠6週3日胎嚢の大きさは変わらず10.4mmで胎芽と心拍確認は出来ず、来週様子を見ようとの事でイントラリピットを投与、妊娠7週3日胎嚢の形が歪で成長してませんとの事で現在自然排出待ちです。今回の治療の内容は妊娠後にIVIG、イントラリピットを投与し、2週間毎にイントラリピットを投与、IVIGは月1回の投与予定でした。排卵後から飲まなくてもいいけど念の為でルトラールを服用してました。
①今できる検査はほとんどしており(子宮内膜のTh1/Th2、TORIO、子宮鏡、NK活性、不育症、ホモシステイン)次回、ネオセルフ抗体の検査をします。そのほかにできる検査はありますか。
②治療が全くうまくいきません。毎回妊娠6周目ごろには成長が止まってしまい流産します。きっと私に原因があると思うのですが全く原因が分からなく、どうしようもない状況と、私自身が出産している未来が全く見えず次の治療に対する不安がとても大きく、何をしてもダメなのでは?と思ってしまっています。松林先生ならこう言った場合、どの様に治療を進めますか。
③リプロ大阪か神戸大学病院に転院も考えていますが(不育症認定医がいる為)費用面がかなりかかる予想をしており(リプロはIVIGが現在の病院の2倍くらい?で品薄なので確実に打てるとは限らない、神戸大学院病院はIVIGの大量投与で100万以上はすること)病院ごとで治療内容が少し変わるのは百も承知ですが決定的な事がなく、新横浜の先生に診てもらう事も考えたのですが、私は関西在住で横浜には毎回通院が金銭面的に不可能なので断念しました。先生なら私の様な不育症患者を転院などのアドバイスはされますか。
③不育症認定医がいる病院と、不育症も専門で治療しているが認定医ではない先生とでは何が違うのでしょうか。
④流産をした時酷く落ち込み涙が止まりません。先生は落ち込んでしまった場合どの様に持ち堪えていますか。
A
①残念ながらありません。全て網羅できていると思います。
②原因不明不育症対策になります。IVIGは有効ではありませんでしたので、リプロダクションクリニックでは、ピシバニールとプレドニンを用います。
③不妊症専門医は1000名以上おられるのに対し、不育症認定医はわずか30名程度です。不育症認定医を獲得するためには、不育症の勉強が必要ですが、不妊症の勉強とは全く違います。したがって、持っている基礎知識が全く違うと思います。
④一般的に、ストレスへの対処法(ストレスコーピング)には次の6種類あります。
1 積極行動型=積極的に問題解決
2 積極認知型=積極的・前向きに考え情報収集
3 気晴らし型=買い物、無茶食い、カラオケ
4 あきらめ型=『もうだめだ』
5 回避型=問題を避ける
6 否認型=認めまいとする
ヒトは、この6つを使い分けながら、日々のストレスに対処しています。その種類の幅が広ければ広いほど、ストレスが溜まりにくくなります。私は、123を適宜使い分けていると思います。
なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。