嬉しい報告:リプロ東京で2人出産 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

はじめてメッセージをお送りします。

2019年12月より、リプロダクションクリニック東京に通院し始めました。その後、採卵1回、移植1 回で、2020年12月に第一子男児を出産することができました。息子も3歳になり、やんちゃ盛りですが、充実した子育てライフを送っています。本当にありがとうございました。

その後、第二子希望のため、1年間の授乳を終えて生理を迎えた2022年2月より、通院を再開しました。その際の初回の受診では松林先生に診察していただき、妊娠、出産後に変わる可能性があると言われている検査や以前引っ掛かった検査に関しては、費用はかさみましたが、一通り全て実施することにしました。結果、慢性子宮内膜炎陽性、子宮収縮検査も以前より悪化(?)しており、上下に大きく9回、と、ダクチルは処方上限まで服用、その状態で再検査しても、まだ収縮を抑えきれず、院外処方でズファジランを追加していただき、移植に臨みました(土信田先生には、知ってる範囲ではここまで収縮してる人は見たことない、と言われました)。残っていた3つの凍結胚を2回に分けて移植しましたが、1回目陰性、2回目流産、という形で使いきってしまいました。その後、計3回採卵し、4AA胚盤胞も複数獲得できましたが、結果は出ず。まだやっていない新しい検査がある、とのことで、竹内先生にERBiomeを勧められて実施したところ、まさかのラクトバチルス0%という結果で、愕然としました。その後、改善に向けて治療を進め、最終的に90%にまでは届きませんでしたが、数値が改善して、その後の移植で無事に妊娠することができ、つい先日、第二子女児を無事に出産することができました。


今振り返ってみても、私はなかなか絶望的な検査結果を色々と叩きつけられてましたが、それでも、諦めずに治療に臨むことができたのは、松林先生をはじめ、リプロダクションクリニックのスタッフの皆様のお力やサポートがあってこそと、感謝しかありません。本当にありがとうございます。正直、検査費用はどれも高額で、実施するか躊躇してしまう気持ちもありましたが、原因を見つけて、一つ一つしっかりと対策をすることが、結局は時間の面でも費用の面でも、一番の近道なんだなと実感しました。私の経験が、少しでもどなたかの一歩を踏み出すきっかけになれば、とも思い、御礼のご連絡とともに記載させていただきました。本当に本当にありがとうございました。リプロダクションクリニック東京のスタッフの皆さまにもよろしくお伝え下さい。

コメント:できることを全て行って、万全の体制で移植に臨むのが最善策です。私たちの治療方針が奏功して、本当に嬉しい限りです。