Q&A2911 海外でPGT-A実施中 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 39歳


先日採卵し、6個胚盤胞になったものの、全て7日目胚盤胞でした。4BBが3個と3BB、3BC、3CCです。全てbiopsyを行い凍結しました。4BB3個をPGT-Aを実施します。もし正常胚が得られた場合、勝算はあるのでしょうか。全ての胚盤胞が7日目であったことに非常にショックを受けております。日本人の専門医のお話も参考にしたいと思いメッセージさせて頂きました。

 

A PGT-Aの実施の際には、細胞の一部が透明体の外側に脱出した胚盤胞の細胞を採取します。そのため、通常の胚盤胞のステージよりも進んだ状態になることが必要であるため、一般的にday 5→day 6、day 6→day 7になります。したがって、7日目胚盤胞であることを憂慮する必要はありません。勝算は十分あります。

 

なお、このQ&Aは、約2ヶ月前の質問にお答えしております。