嬉しい報告:働きながらリプロの初回採卵・移植で妊娠 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

リプロにて37歳で第一子を授かり、無事健康な男の子を出産しました。松林先生にお礼をお伝えしたく、メッセージをお送りしました。

リプロに通う前に他院で治療をしておりましたが、採卵2回、移植6回で陰性もしくは化学流産でした。採卵数や胚盤胞到達率、内膜、ホルモン値等どれも毎回問題ないにも関わらず妊娠には至りませんでした。医師からは「卵の質の問題なので回数をこなすしかない」と言われていました。しかし卵の質を上げるための治療は提案されず、このままあきらめるしかないのかとかなり落ち込みました。そんな時に松林先生のブログを知り、リプロに転院しました。先生がブログである方からの相談に「まだやれることはある。あきらめるのは早い。」と回答しているのを見て涙が止まらなかったのを覚えています。

リプロではテストステロン不足、ビタミンD不足、子宮収縮を指摘されて対策し、転院後最初の採卵、最初の移植で妊娠し出産に至りました。培養技術の違いや薬の相性もあったのかもしれませんが、やはり卵の質以外の原因も対策して移植に挑めたことが大きかったと思っています。

松林先生には移植前の診察で診て頂きました。どの日程でも可能だったのですぐに日にちを決めたのですが、先生が「日にちは変えられます」と何度か繰り返しおっしゃったので不思議に思っていました。後で思えば、スーツ姿で最後の受付時間に受診した私を見て、仕事との調整を心配して変更可能とおっしゃってくださったのかなと思いました(違っていたらすみません)。結果を出せたことはもちろん、こうした配慮をしていただけたことも感謝しております。

私が仕事を辞めることなく治療を続けられたのは、リプロが働きながら受診しやすいからに他なりません。申し込みからすぐに初診を受けることができる、遅い時間まで受診できる、土日祝日も診てもらえる、検査内容によって通院日時が指定されないなど、他の病院ではかなわなかったことがリプロでは可能でした。先生はじめ、働かれている皆様には負担が大きいかと思いますが、我が子に会えたのはリプロの皆様のお陰です。受診しやすい環境を作ってくださり本当にありがとうございます。

願わくば技術の高さ、受診しやすさ共にリプロのような病院が増え、子供を望む人皆が希望を叶えられるようになって欲しいと思います。長くなりましたが、忙しい中お目通し頂きありがとうございます。寒くなって参りましたので、風邪などひかれぬようご自愛ください。

 

コメント:1回で結果を出せて嬉しい限りです。私たちの取り組みが間違っていなかったことを実感します。これからも妊娠率の更なる向上と通院しやすさに取り組みたいと思います。