Q 妊活で体を温めることはとても効果的で、特によもぎ蒸しは有名ですが、よもぎ蒸しをする際、排卵前が一番効果的で、排卵後、着床後は血流が良くなり着床が維持できない可能性があると知りました。現在、鍼治療と一緒によもぎ蒸しも行っているのですが、やはりよもぎ蒸しは排卵後は避けた方がよいのでしょうか。排卵後から着床前まではよもぎ蒸しを行っても受精卵の成長の妨げにはならないんでしょうか。素朴な疑問ですが、ご回答いただければ幸いです。
A 「妊活で体を温めることはとても効果的」とありますが、腹部が高温になることは、妊娠を目指す女性にとって、海外では好ましくないことと考えられています。「よもぎ蒸し」は、産後の肥立ちの改善効果や子宮内膜症の治療効果は期待できます。しかし、子宮内膜症以外の妊娠治療に対する効果は証明できていません。「ヨモギパッド」は下着に貼るタイプですので、それほど腹部が高温にはならなと思いますが、「よもぎ蒸し」では首から下がサウナ状態になりますので、腹部が高温環境に暴露されます。従って、「よもぎ蒸し」は妊活の全期間を通じてやめておいた方が良いと考えます。
下記の記事を参照してください。
2017.10.5「☆よもぎ蒸しと妊娠治療」
2016.4.15「女性にも高温の環境はよくない？」
2015.3.20「Q&A637 妊娠初期の過ごし方」
2014.4.28「☆妊娠初期のインフルエンザ感染の影響」
2014.3.9「Q&A274 甲状腺機能低下、運動、気温、体調」
2014.2.25「Q&A263 FSH高値なのですが、、、」
2013.11.23「Q&A150 お腹温めたら、、」
2013.9.1「Q&A60 お腹を温めるのはよい？」
2013.8.22「☆妊娠中の気温と赤ちゃんの心疾患の関係」
なお、このQ&Aは、約3ヶ月前の質問にお答えしております。