Q&A2661 44歳、AMH 0.02、もう諦めるしかないでしょうか | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 44歳、AMH 0.02

 

リプロの説明会を聞きましたが、コロナがあるので 地元のクリニックでの体外受精の治療を開始しました。しかし、卵子がなかなか育ちません。最初の医師には「まだチャンスはあります。出来る事をして行きましょう」と言われました。妊娠する可能性はあるといわれたのに、次の再診の時に違う医師が「卵胞チェックで採血の値が良く無いので今回は見送りましょう」と言われました。「ホルモン剤で生理を調整して、次回の生理3日目に来て下さい、プラセンタ注射が良いです」と言われ6mL打ちました。その後医師によってはプラセンタなしの時もあります。また「治療をどこまで続けるか、期限を旦那さんと決めた方が良いです」「閉経しているような感じで採卵までは難しいし、採卵出来ても妊娠しない」など色々言われました。もう諦めるしかないでしょうか。悲しくて 言葉も涙もでませんでした。リプロへ紹介状を書いて貰って行こうと考えてますが、こんな状態でもみて貰えますか。

 

A 当院は年齢制限を一切しておりませんので、45歳以上の方やAMHが極めて低い方も大勢おみえになります。確かに厳しい状況であるとは思いますが、リプロではAMHが極めて低い方やFSHが極めて高い方に対してFSH調整法により採卵まで持っていけることが少なくありません。従って、チャレンジしてみる価値はあると思います。

 

なお、このQ&Aは、約2ヶ月前の質問にお答えしております。