嬉しい報告:リプロの人工授精で妊娠 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

2019年3月から5月にリプロ東京お世話になり、11月に第二子を出産しました。


第二子妊娠希望時は37才、3ヵ月の自己タイミング法を試みても実らなかったため受診しました。初診で松林先生に人工授精を勧められ、タイミングも同時に試みるようご指導いただきました。フルタイム共働きで夫も激務、タイミングをとることが精神的に苦痛でたまらなかったのですが、先生がその気持ちを受け止めてくださり、無理ない範囲で良いと言ってくださったことを感謝しています。


幸い、1回目で妊娠しました。初診の3日後がたまたま排卵日、多数の不妊検査を覚悟していたものの血液検査のみであまり考える暇もなく、まさにニュートラルな気持ちだったと思います。また、第一子出産前に2回の流産を経験しており、当時は不育症検査をしても原因不明でした。リプロでは不育症検査をせず、もしかすると医学的に治療の必要はなかったのかもしれません。それでも私自身は妊娠後も流産の恐怖との戦いで、安定期に入るまで通院し、お薬を頂けたことも有り難かったです。

最後に、初診からすんなり人工授精を決断できたのは、かかりつけの婦人科の先生からの勧めがあったことも大きいです。人工授精は医学的には自然妊娠と大差ないとはいえ、正直、抵抗感あり、何度かタイミング法や不妊検査を試してから、と思っていました。でも、かかりつけの先生が「無理にタイミングを試みて夫婦仲がギクシャクするのはもったいない。年齢的に時間も限られており、すぐに専門院で人工授精を試しては」とアドバイスしてくださりました。専門医以外の啓蒙も大切だなと、思います。

 

春から第二子の保育園も決まり、新しい生活です。色々なご縁に恵まれたことを忘れずに、これからも松林先生のブログを楽しみに拝見します。

 

コメント:リプロは体外受精だけでなく、一般妊娠治療にもしっかり取り組んでいます。私たちの取り組みがお役に立てて嬉しい限りです。