Q&A2409 卵管造影後や卵管通水後の妊娠率改善効果は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 一般に卵管通水検査の後はゴールデンタイムとなり、数ヶ月は妊娠しやすい状態が続くといいます。これは、卵管の詰まりが良くなる効果もあるとは思いますが、通水検査後に飲む抗生剤の影響で、なんらかの感染症や慢性子宮内膜炎などが改善される効果も含んでいるのでしょうか。

 

A 卵管造影後や卵管通水後の妊娠率改善効果は、卵管通過性が改善されるためだと考えられます。検査後に服用する程度の抗生剤では、感染症や慢性子宮内膜炎の改善までには至りません。

 

なお、このQ&Aは、約3ヶ月前の質問にお答えしております。