嬉しい報告:質問の回答通りですぐ妊娠 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

2018.3.7 「Q&A1757 採卵周期に黄体ホルモンが上昇します」で回答頂きました。
 

今年の4月に無事待望の第一子、3220gの女の子を出産いたしました。質問をさせて頂いた後に陰性で転院し、初回の体外受精で妊娠しました。

実は転院する時に、私は地方に住んでいるためもし松林先生のブログで教えて頂いた治療法が1番ならリプロダクションクリニックにすぐにでも転院し、仕事も辞めて単身で(必要な時はもちろん主人も)地方から通うつもりでした。でも実際の所、主人に思い切る前に同じような治療法ができるクリニックをまずは探してみたら?との事で、転院先のクリニックの院長先生とカウンセリングを重ねながら夫婦の体のデータを取りつつ、提案された治療方法が松林先生から教えて頂いた黄体ホルモンを使って排卵抑制し採卵、受精卵は一旦凍結して少し周期を開けて融解胚移植をする方法でした。ここで学ばせて頂いたお陰で、結果はどうあれ思い切って転院先のクリニックの先生を信じて飛び込んで行こう!と余計なことを考えず、言われる通りに坦々と治療をこなしていくことができ良い結果に結びついたように感じます。

出産を経験し育児奮闘中の今、自分の隣で吐息を立てて眠る我が子がとても愛おしくてたまりません。自分がこうなりたい、と思った時に誰かに何かをしてもらうという事は当たり前の事ではない、そう思うのです。今回の妊娠出産に関しても、家族の理解や職場の協力、そして学びの機会を与えてくださった松林先生、良い治療を進めてくださったクリニックの先生や看護師さん、出産した病院の主治医の先生方など関わってくださったすべてのお陰だと感謝しています。本当にありがとうございます。

 

コメント:ブログの回答で上手くいく方は少なくありません。地方にいても同じような治療が行えるようになって欲しいと思っています。このブログは同業者の方が大勢読まれておりますので、少しでも治療の幅が広まるように願っております。