Q&A1915 第1子で着床の窓がズレていた場合の第2子は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 以前先生にアドバイスをいただき、その後の移植で妊娠、先日無事第2子を出産することが出来ました。本当にありがとうございました。私は、着床の窓のズレを指摘され、自然周期で排卵後6日目に移植をして無事、妊娠出産することができたのですが、この場合、出産後も着床の窓はズレたままなのでしょうか。出産後は子宮が綺麗になっているから妊娠しやすいと聞きますが、着床の窓のズレが産後元に戻る可能性もあるのでしょうか。

 

A 「着床の窓」についてはまだよくわかっていませんので、産後の変化については不明です。しかし、私の経験上、第1子で「着床の窓」をズラして妊娠された方では、第2子でも同じように「着床の窓」をズラすとうまくいくことが多いように思います。従って、「着床の窓」には大きな変化がないイメージを持っておりますが、そうでない場合もあるかもしれません。また、産後の変化ではなく、毎月「着床の窓」が異なる可能性を心配される先生もおられます。

 

なお、このQ&Aは、約3ヶ月前の質問にお答えしております。