Q&A1582 子宮が小さいです | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 私は生理不順で高校生位から時々プラノバールで生理不順の治療をしたりしていました。結婚してから何年も子を授からなかったので35歳で妊娠治療を始め、最初はクロミッドで卵巣刺激してみましたが排卵しなかった為、大学病院を紹介され、ゴナールFで誘発して卵胞を育ててhCGで排卵させてタイミングを取る治療を2年位ずっとしていました。

なかなか妊娠しなかったので体外授精を行っている病院に転院した方が良いとの事でそちらに行った所、子宮がかなり小さく、卵巣刺激はずっとしていたのにこの小ささは多分生まれつきだろうと言われました。しかし、AMH検査の結果が良かったみたいで注射で刺激して採卵してみましょうと体外授精に向けて治療始めたら、採卵2回、体外授精2回目の胚盤胞移植で妊娠することが出来ました。

どこの病院へ行っても子宮の小ささは指摘されていたので気になっていましたが、かなり小さいらしく普通の人の半分以下と言われました。私のように刺激しても子宮の大きさの変わらない生まれつきの人は本当にいるのでしょうか。私は無事に出産することができ、出生体重は出産予定日の2日前だったのですが1965グラムしかありませんでしたが、元気な子を授かることが出来ました。私は39歳でした。

今その子が1歳4ヶ月になり2人目が欲しいと考えていますが、41歳の私の年齢と子宮では無理でしょうか。

 

A 子宮の大きさと妊孕性の関連はないと思います。実際に一人出産できている事実が、それを物語っているでしょう。もちろん、子宮が小さい分、赤ちゃんも小さくなります。41歳は、十分妊娠可能な年齢ですから、ぜひチャレンジしてみてください。