Q&A1571 ビタミンD服用について | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q  第二子妊娠中、妊娠6週
2人目はなかなか授からず、2年ほどトライして自然妊娠に至りました。先生のブログを拝見し、ビタミンD1000IU/日を今回の妊娠前から今までサプリメントで摂取していました。
妊娠初期でこの量のビタミンDは過剰摂取になるのか、ネットなどの他の情報を見て心配になってしまいました。先生の出されている記事の試験も妊娠中期からでしたので。
今回はつわりも軽く、ビタミンDのおかげかもしれないし、できれば飲み続けたいのですが、今はやめた方が良いでしょうか。先生のところに来られる方々のビタミンDのサプリメントなどの摂取についての指導は実際どのようにされているのでしょうか。

 
A   ビタミンDが不足している方には、妊娠前も妊娠中もずっとビタミンDが必要です。ビタミンD1000IU/日で十分な方もおられますが、6000IU/日必要な方もいます。なかなかビタミンDが上がらない方も少なくありません。過剰になる方はまずおられませんので、現在お使いいただいている量では心配ないとは思いますが、念のため一度25ヒドロキシビタミンDを採血し確認するのが良いでしょう。