Q&A1539 自己免疫疾患の疑いでステロイドを3mg内服中 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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Q もともと自己免疫疾患の疑いがあり、ステロイドを3mg内服しています。
今回体外受精のクリニックを受診し、採血をしたところ抗核抗体(CENTRO型)が1280倍でした。体外受精のクリニックの先生にはステロイドの増量を勧められ、自己免疫疾患の主治医にはステロイドの増量は意味がない、ステロイドを増量するほうが他のリスクがあるといわれました。。私のように日頃からステロイドを飲んでいる人も、抗核抗体が高ければ未成熟卵などになりやすいのでしょうか。

 

A 抗核抗体そのものには妊娠に対する病原性はありませんが、抗セントロメア抗体(CENTRO型と記載のものです)がある場合には、異常受精が起こりやすくなります。

 

下記の記事を参照してください。

2016.3.29「Q&A1044 ☆抗セントロメア抗体陽性の場合は?