Q&A1140 44歳、卵子提供しかないのでしょうか | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 44歳、治療歴2年
マーベロンとhMG注射で1つとれる成熟卵は、この半年の間で1度しか授精せず、他は授精さえもしなくなりました。
現在通院中のクリニックでは、遺残卵胞を取り除いた後で採卵をしていますが、それでも厳しく、
先日、卵子提供などの他の方法でしか難しいといわれました。この歳で授精もしなくなり、諦めるのが正しいのでしょうか。FSHもD3で20前後、毎回成熟卵1つのみです。なかなか諦められず、やめ時がわかりません。

A FSHが20前後でしたら、まだチャンスがあると思います。遺残卵胞を取り除く方法は、当院でも行っています。当院では、FSH調整法を実施しており、これまで他院でギブアップされた方を多数診療し、採卵しています。一度外来でご相談ください。