嬉しい報告:「ニュートラルな気持ち」ってどんな気持ちやろう | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

妻31歳、夫39歳 結婚2年目
6年前に右チョコレート嚢腫の為、卵巣の一部を腹腔鏡での除去手術歴があります。右側にチョコレート嚢腫の再発はあるものの、大きさ2cm程で経過観察中でした。不妊クリニックでの検査の結果、AMH0.16未満が発覚しましたが、卵管造影・精子検査は異常ありませんでした。

AMHの低さ、また母と母方の祖母が共に42歳、40歳との閉経した年齢が早く、私自身もかなり焦りがありましたが、タイミング法から始め、クロミッドでの誘発、若干プロラクチンが高いとの事でカバサールを服用し、排卵間近にhCG10000の注射、排卵後にはルトラールとプレマリンと言う流れで、3回しましたが結果でず、人工授精に移行しました。ただ、医師からはAMHの低さから『人工授精を3~4回してみて効果がなければ、体外受精に進みましょう。それ以上は待たないほうがいいです』いうお話もあり、人工授精には殆ど期待していない自分がいました。
1度目の人工授精後は、数時間から激痛と出血がありタイミングが取れませんでしたが、2度目の人工授精後は何の違和感もなく、その日にタイミングがとれました。そして、人工授精に何の期待もせず体外受精へ挑戦する為に、貯金をしたいと思い就職活動への準備をしていた矢先、な、なんと妊娠が発覚しました!!ただただ、信じられず最初は流産って言葉ばかり、頭に浮かんでいましたが、今無事にもぅすぐ妊娠5ケ月を迎えようとしています。

私は、妊活中にずっと松林先生の仰る「ニュートラルな気持ち」ってどんな気持ちやろうって思ってたのですが、これがニュートラルな気持ちなのかなって気付きました。そして、人工授精後のタイミングが妊娠につながる事、低AMHについてや子宮内膜症の事、精子について、その他、たくさんの症例や先生の考察がすごく私の妊娠に繋がったと確信しています。妊娠する事自体奇跡なのに、私みたいに低AMHでも2度目の人工授精で妊娠出来た事は本当に稀かもしれないですが、低AMHで悩んでいる方でも希望を持ってほしいと思い、報告させて頂きました。松林先生どうもありがとうございました(*^^*)。これからもブログ楽しみにしています☆

「ニュートラルな気持ち」については、下記の記事を参照してください。
2014.5.29「☆☆妊娠には「ニュートラルな気持ち」で!」
2015.8.21「☆ニュートラルな気持ちへの持っていき方」