Q&A553 流産後の治療再開時期 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 流産手術4回(今回7週、吸引手術)
流産手術後、1回生理がくれば採卵も移植も可能だと言われる先生もおられますし、2~3回生理が来たあと、と言われる先生もおられます。担当医は、採卵は術後1回生理後に、移植は術後2回の生理後にという考えです。
どうしても、早く妊娠したくて、今回は1回生理後に移植してもらう予定です。内膜さえ厚くなれば回復したといえる!というような事をいわれ、早すぎた移植が原因でまた流産することはないと言われました。
2014.5.25「Q&A358 42歳、稽留流産、早く治療を再開したいです」の記事をみて、もし内膜が8mm以上でもお休み期間が短いせいで、また流産しないかと不安になりました。流産の週数や、手術の有無、方法で違いますか。

A 私は、hCGがゼロになっていれば、採卵も移植も問題なくできると考えていますし、実際に問題なくできています。したがって、生理3日目のhCG採血で判断されるのがよいと思います。流産の週数、手術の有無、方法での違いはないと考えています。