Hum Reprod 2013; 28: 2032
要約:下図のような子宮の分類を提唱しました。なお、U6を分類不能としました。
![$松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130830/00/matsubooon/70/b5/j/t02200165_0720054012666311420.jpg?caw=800)
子宮頚部および膣については下記の分類としました。
C0 正常子宮頚部
C1 中隔子宮頚部
C2 重複子宮頚部
C3 片側子宮頚部
C4 子宮頚部無形成
V0 正常膣
V1 非閉塞性膣中隔(縦中隔)
V2 閉塞性膣中隔(縦中隔)
V3 閉塞性膣中隔(横中隔)and/or 処女膜閉鎖
V4 膣無形成
解説:本分類は、子宮形態異常を今後議論していく際に応用が利く分類として、活用できるものとなっています。もちろん、アップデートは必要ですが、当面この分類が用いられると思いますので、ご紹介致しました。
非対称性(片側性)の子宮、膣異常への対応も可能な分類となっています(U4、C3、V2)ので、「Herlyn-Werner-Wunderlich症候群」にも対応しています(詳細は、2013.7.8「☆見逃しやすい子宮と膣と腎臓の形」を参照してください)。