-----怪我の内容とこれまでの治療経過-----
【2021年6月4日 6:30 負傷】
早朝ランニング中カラスに襲われ、全速力で逃げているときに転倒し、下顎を縁石に強打。血が噴き出し歯がボロボロに欠け、意識朦朧とするも、なんとか自力で帰宅。
7:00 大学病院へ救急車で搬送される
救急外来にて下顎開放創縫合処置、歯科救急処置
各種検査〜バートン固定していったん帰宅
【6月6日 大学病院に入院】
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<<怪我の全容>>
●下顎骨骨折
・オトガイ部が2分割に割れた
・左右両方の関節突起骨折
・右顎は脱臼
(下顎骨骨折の中でも最も重傷のレベル5)
●歯が10本ボロボロに欠損
そのうち4本は歯髄まで影響
●下顎6cm 開放創
打ちつけた下顎が6cmぱっくり切れた。
骨が見えるほどの深い傷
●右膝と右手深めのすり傷と打撲
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【2021年6月10日 第一回目手術 15:00〜19:30】全身麻酔
下顎を6cm切開、口内の下歯茎も切開し、チタンプレートで割れた下顎の骨を繋いだ。
歯茎に18本ネジを打ち込み金具を装着。
ガシッと上下の顎を硬いゴムで固定。
後退した下顎をゴムで前方へ牽引。
【2021年6月15日 第二回目手術 8:30〜16:30】全身麻酔
もみあげの後ろ耳の前上から、エラ下まで左右両方大きく切開し、顔面神経を避けながら、奥にある関節突起骨折部位をチタンプレートで繋ぎ合わせる。
金属ワイヤーでガシッと顎間固定。
いまココ。
大手術から10日が経過しました。
次の3回目のオペは、3日後の6/29です。
(知人が私への励ましメッセージとともに送ってきてくれた空の写真。天使の羽みたいだね)
顔の腫れは少しずつ落ち着いてきているように見えるけど、まだまだ元の顔には程遠い。
輪郭が4まわりくらい大きくなっていて、顔が大きい…
そして、顔面麻痺は変化なし。
顔が動かない。
一人で黙っている時は、まばたきのしづらさによって涙がポロポロなったり視界がぼやけるのが気になるくらいだけど、
ちょっと看護師さんや医師と会話とかするだけで、すごく疲れる。
視線が上目遣いになったりするとそれだけですごく疲れるし、顎間固定してるから喋りづらいのはもちろんだけど、少し微笑みたいとか、普通の会話で当たり前の表情をしたいのに作れないからどっと顔の筋肉が疲れてしまう。。
左右差がひどいので、比較的普通に動く左側も、どっと疲れる。。
ほんの2〜3分の会話の後に、強い眠気が襲ってくるほどの疲労です。。
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息子の幼稚園の送り迎えは、母がサポートしてくれているんだけど、優しいママ友たちが母によく声をかけてくれるそう。
そのなかで、ひとりのママ友が実は、過去に交通事故に遭って顔面を酷く裂傷&骨折し、大手術を受けたことがあるという話をしてくれたそう。
彼女も何度も外科手術を受けて、数年経った今は傷もあまり目立たなくなって普通に生活しているけれど、当時は退院後も長らく、「誰にも会いたくない」という期間が続いたそう。1年くらいって言ってたかな…。
だから、元通りの生活に戻るには時間がかかるかもしれないけど、私はみおさんの気持ちを理解してあげられるかもしれないってお話ししてくれたそう。。
その話を聞いて、またまた号泣する私。
まさに、私はここ最近、退院後も1年くらいは家族以外、誰にも会いたくない…
って気持ちになっていて、そのことを家族に相談していたから。。
この気持ちは、きっと同じ経験をした人なら誰しもが通る道なんだなって思った。
そして、そんな声がけをしてくれるママ友のやさしさよ。
かならずまた、みんなの前に笑顔で戻るから、私からみんなに会いたいと思える日まで、気長に待ってもらえたら嬉しいな…。
そしてこの経験を看板のようにひっさげて人前で話すなんて無理です。。
元気になったら、この苦難を乗り越えた話をみんなにしてね!というお声がけ…
悪気はまったくなくて、むしろ私を励まそうと思って声かけてくれてることもわかります。
励まそうとしてくださっている事自体は、とても嬉しいです。ありがとうございます。
でもね、この経験を武勇伝のように話すなんて、いまはまったく想像できません。
この経験については、私が自発的に話すようになったら、それが乗り越えた時だし、人に何かメッセージをお伝えできるタイミングだと思っています。
本当に辛い経験をした人に寄り添うって、とても繊細で難しいことなんだなぁって今回思いました。
今後の人生で、わたしも気をつけていかないといけないなと学ばせてもらってます。
今日のブログはちょっと、ネガティヴでごめんなさい。
光だけじゃなくて、影も、誰かの励みになるならと、残しておきます。