町医者日記 -6ページ目

氷の刄(やいば)

言葉は 氷のやいば ぐさりと 心に突き刺さる              何気ない一言で 喜び 傷つく  氷の刄                 自分が 傷ついたぶんだけ 他の人を傷つける               お互い様 と思えるようになるまで  喋る言葉を 失う                      傷つけられるのが いやだから 傷つけるのが恐いから 言葉を 失う                言葉を 発せずに 生きてはいけないと気付いた後から  恐る恐る 少しづつ 言葉を 声に出す。               おねがいだから 傷つかないで  と 思いながら 言葉を 声に出す。              恐る恐る 発した言葉に 喜んで くれる 人 が いる。 と ふと 気がついた 時  少し 喋るのが 楽に なった。                            何気ない一言に 傷ついたり 傷つけたり                 お互い様

天狗になる医者

医学部を卒業して 5、6年もすると なんでも できるような 気がする時期がおとずれます。     外科系の医者だけでしょうか。 知識は一応 最先端のものを持ち 技術もそれなりについた  ような 気になり なんでもできるような気に なる時期がだれにでも おとずれます。            実は 先輩医師が 尻拭い してくれている とわかるのは         あと3、4年してから。知識と技術と経験がついてから  つまり 自分が後輩医師の尻拭いを するように なってから。                自分が何でもできるようになって 半人前 人に教えることが できるようになって 一人前。                 卒後 2、3年目の医者はまだまし 自分ができないことを知ってるから。5、6年目の天狗になってる医者が 一番 恐い。               医者えらびも寿命のうち。いい医者選びましょう。            医者もいろいろ です。

博士号

新聞によると 医師の博士号の取得の際 指導教授に謝礼として渡していたお金 10万~30万円が おかしい  と でてました。              おかしいですか?おかしいのかなー?      お金をわたして ズルして博士号をもらうわけじゃない  こんなテーマで研究したらどうか と指導教官から テーマを示され 自分でも 興味があれば 研究して 実験し 学会で発表し さらに教授会で認められれば 博士号を授与される   そのお礼に いくらか 謝礼金を わたす。                  おかしいのかなー                     もちろん お金を渡す 必要がない と いわれれば そうですが       気持ちの問題 ですから。