氷の刄(やいば) | 町医者日記

氷の刄(やいば)

言葉は 氷のやいば ぐさりと 心に突き刺さる              何気ない一言で 喜び 傷つく  氷の刄                 自分が 傷ついたぶんだけ 他の人を傷つける               お互い様 と思えるようになるまで  喋る言葉を 失う                      傷つけられるのが いやだから 傷つけるのが恐いから 言葉を 失う                言葉を 発せずに 生きてはいけないと気付いた後から  恐る恐る 少しづつ 言葉を 声に出す。               おねがいだから 傷つかないで  と 思いながら 言葉を 声に出す。              恐る恐る 発した言葉に 喜んで くれる 人 が いる。 と ふと 気がついた 時  少し 喋るのが 楽に なった。                            何気ない一言に 傷ついたり 傷つけたり                 お互い様