町医者日記 -15ページ目

医療崩壊 その3

今日、医師会の会合がありました。今、終わったところです。                    さて医療崩壊の3番目の原因。看護師不足です。国は手厚い看護のためと称して病院にたくさん看護師をやとえば報酬を増やしてあげよう、という政策を実行しました。で。看護師さんは高給で勤務時間がはっきりして、有給もきちんととれる都会の国公立の大病院に集まることになりました。               当然、困るのは個人病院や地方の公立病院です、経営難もあり高給で看護師を集めるということはできません、で市中では看護師不足となったわけです。            病院の経営難、医師不足、看護師不足。これでは夜間まで医療を充実するのは不可能です。それともう一つ人手不足のほかに夜間、患者さんの診療拒否にはおおきな原因があります。

医療崩壊 の 続き

医師不足はまちがいなく医師の人事権が各大学の医局から無くなったことが原因でしょう。       昔は医学部を卒業すると第一外科とか小児科とか自分の進みたいの大学の医局に所属し、医局の人事で僻地へいったり、救急病院へ派遣されていました、大事なことはそれには大学医局のサポートがあった、ということです。僻地や救急で手に負えない患者さんがきた場合には大学に連絡すればなんとかしてくれます。ドクターコトーの世界ですね。           それが今は不可能になりました。僻地医療や小児医療に夢をもって医学部を卒業してもバックアップなしに僻地や無医村に飛び込むことはできません。車の免許とったばかりでプロのドライバーになるのは無理でしょう。医局という縦社会で何年かのトレーニングを受ける必要はやはりあったと思います。                   今医学部を卒業した若い医者たちは大都会のすぐ実践のできる病院にあつまり、勤務の厳しい一般の個人病院や大学病院から若い医師がいなくなりました。              本当に医師は少ないのでしょうか・・                   なんか違うよなー、なんかおかしいよなーと一人ごつ今日この頃です。                医療崩壊はすでにはじまっています。それを実感するのは明日はあなたかもしれません。

医療崩壊?

数年前から救急病院の診療拒否、患者さんの夜間、休日のたらい回し、がマスコミでさわがれてますよね。            これにはいくつかの原因が言われていますが、1番の原因は救急病院の赤字化ではないでしょうか・夜間医師もスタッフも寝ずにはたらいても救急は赤字になります。病院の経営に余裕があるうちはサービスといえば誤解を受けるかもしれませんが、地域住民のために病院は救急患者さんをうけいれていました。それに医師、看護師が不足していることも夜間診療拒否に拍車をかけました。     医師、看護師不足が2つめの大きな原因ではないでしょうか・